main_photo.jpg超私的な話を。
さきほど、映画「デトロイト・メタル・シティ」が地上波で放送されましたね(フジテレビ系全国ネット)。実は監督の李闘士男が、私、編集部・河瀬の師匠でして…
大学を辞めて、テレビ番組制作会社に入社してアシスタントでついたのが李さんでした。私はテレビディレクターの道からそれましたが、それ以来、十八年来の付き合いで、いまだ師弟関係。
私は直接映画制作に携わっていませんが、一年半前の色々なことが思い出されました…

2008年8月に公開され、全国的な大ヒットを記録してトロント国際映画祭にも出品。
雑誌「Rolling Stone米国版」でアジアの映画監督ではじめてインタビュー取材を受けたりと日本映画が海外でも話題になり…香港でも上映されると週間観客動員数1位を連続して獲得するなど予想外の展開に。当時、師匠・李闘士男と飲みながら「なんかどんどん凄いことになってんな…」と他人事で語る師匠の話に興奮しながらも、何か不思議な気持ちになったのを覚えています。その後、李の大学時代から友人・小山薫堂さんが「おくりびと」で脚本を書いてアカデミー賞を受賞したり…(一緒に飲むとやっぱりワインです)。我が師匠や先輩が世界の舞台で活躍する姿を間近で見て、喜びとともに自分たち世代も頑張らなくてはと、強く強く思ったのはこの頃の時期でした(生意気ながら)。

そんな「世界」というキーワードのモチベーションが上がった勢いで「SHOESMASTER台湾版」の本格始動や書籍「Sneaker Tokyo」(日本語&英語のバイリン編集)をリリースし、世界での販売強化(現在17ヵ国で販売されています)の動機になったのは間違いありません。
個人的にも重要な転機になった作品でありました。

本日の放送を見逃した人は、DVDもリリースしているので、ぜひ。

今想うと、「デトロイト・メタル・シティ」ってコミックがあっての映画ですが、若い世代にここまで支持され波及した作品も珍しいのではないかと…
続々とリリースされるコラボレーション商品や関連グッズを見ながら思ったのでした。
そういえば、ビームスからスニーカーもリリースされてましたね…

pagetop