河瀬です。
ビリーズネタでもうひとつ。
3周年を迎えるビリーズの
マネージャー甲斐さんに改めて聞いてみた、
ビリーズを始めた理由と
未来のビリーズについて。
 

via
SHOES MASTER Vol.27
page_140-143

BILLY’S ENT
3rd ANNIVERSARY
From Tokyo to the world
 
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BILLY’S ENTの今と、これから。
 
ビリーズが3周年を迎えた。「Tokyoから世界へ、洗練された本質だけを発信し続ける」
ことをテーマに渋谷の明治通り沿いにオープンしたのが2014年4月25日。まだ3年しか
経っていないが、日本を代表するスニーカーセレクトショップのひとつへ成長した。
ビリーズはこれから何処に向かうのか?ビリーズの今と、これからを取材した。
Photo: Osamu Matsuo Edit & Text: Shin Kawase
 

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SENCE IS 1% INSPIRATION AND 99% PERSPIRATION
WHAT IS NOT STARTE TODAY IS NEVER FINISHDE TOMORROW
by BILLY’S ENT

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BILLY’S ENT
Shinji Kai (BILLY’S ENT Manager)
Interview
 

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甲斐 慎二(BILLY’S ENTマネージャー)
ショップコンセプト、バイイング、内装、WEB、プロモーション、接客に至るまでビリーズに関することの
全てを取り仕切るビリーズのマネージャー。一切の妥協を許さないそのスタンスはシューズ業界でも
一目置かれる存在として知られている。
 

自分たちが履かないものは、絶対にやらない。
 

―3年前、ビリーズをオープンした動機を教えてください。
日本のスニーカーショップって靴屋さん、という感じのお店が多いじゃないですか。それはそれでいいのですが、海外のスニーカーショップって内装を含めハイエンドな感じで日本とは全然違った雰囲気がある。そういったお店が日本にもあっていいじゃないか、という想いで作ったのがビリーズなんです。お客さんもすごく若い世代よりは、20~30代でファッション感度の高い人達。大人のお客さまがゆっくりと落ち着いて選べる場所を作りたかったんです。

―ビリーズと他のスニーカーセレクトショップとの違い、特徴(ビリーズらしさ)とは何ですか?
「いいものは、いい」という考えなので、いいのものがあれば、ブーツや革靴もやりたいですし、アパレルも入れたいと思っています。もちろん、スニーカーがベースにありながらですが、ライフスタイル全般を網羅した独特の雰囲気があるショップが理想ですね。具体的に言うと、内装で一番大切にしているのが「落ち着いた雰囲気」であること。ラグジュアリー感があって靴が引き立つ演出をすることなんです。その結果、沢山のスニーカーを置くより、いいものを厳選して一足一足丁寧に展示して見せている所が特徴じゃないかと思います。各店舗によって内装は違うのですが、「Tokyoから世界へ」というテーマですべて作っています。内装を自分の理想で100%完璧に具現化するのは不可能なので、店舗が増えるごとにやり残したことを反映させて改善している感じですね。という意味でいうと一番新しい熊本店が一番理想に近い内装ということになります。シューズのセレクトに関しては、もちろんトレンドやメーカーさんの意向などもありますが、主張が強いスニーカーよりも全体的にバランスがいいものを選ぶようにしています。それぞれのファッションスタイルに馴染みやすいスニーカーが基本ですね。だから色々なメーカーさんと一緒にやった別注モデルも派手なものはほとんどないんです。

―ビリーズが絶対やらないこと、は何ですか?
靴って見た瞬間の雰囲気ってあるじゃないですか。だから自分が見ていいと思わない靴はやりません。奇をてらったものや作り手の意向が透けて見える、いかにもっていう靴は置かないです。やはり、素材、デティールを含めたバランスのいい靴しかやりたくない。それは値段の高い安いは全く関係ないですね。2万円のスニーカーだからいい訳でもなく、5,500円のVANSの オーセンティックだって充分いい雰囲気を持っている。だから究極は自分たちが履かないものは、絶対にやらない、ということですね。しかし、ビリーズらしくないモデルでもすごく売れているものがあると、たまに妥協しそうになりますが、スタッフから止められるんです、妥協しては駄目だと(笑) 。

―コラボレーションモデルを多くリリースされていますが、コラボする際 の基準などはありますか?
やはり、素材、デティールを含めたバランスのいい靴であることが基準になります。今はランニングシューズは、ほとんどやってなくて、派手なカラーリングにもまだトライしていないので、ウチらしいことは色々挑戦してみたいですね。 あとは発売日ありきではやりたくないです。たとえ発売予定日を延期しても納得がいくまで何度もやり直したい。納得できるものが出来上がった時点でお店に出すのが基本ですね。コラボのためのコラボではなく、あくまでインラインモデルを売るためのプロモーションという意味合いが大きいですね。

―5月の3周年に向けて具体的な展開を教えてください。
店頭のショウウィンドウで全体の世界観を出せるお店にする目的で渋谷店を5月下旬にリニューアルオープンします。その時に3周年記念モデルも発売します。VANSとの別注モデルでこれは今までのコラボレーションモデルとは一線を画します。今回はうちのスタッフにすべて任せて作ったもので、左右のシンメトリーのデザインのバランスが命なので、一切妥協はせず、ファーストサンプルから試行錯誤を繰り返し、4回やり直してようやく完成しました。

―今後の展開を教えてください。
札幌店が4月29日(土)にオープンします。ECもありますが、やっぱりお店 に来てほしいのでせめて主要都市にはお店を出したいと思っています。無理して店舗を増やすことは考えていませんが、近くにお店がないと行けませんから。

―最後にSHOES MASTER読者に一言お願いします。
ビリーズの雰囲気を肌で感じてもらうには、お店に足を運んで頂けるのが一番うれしいです。僕らは接客もしていますので、ぜひ一度ご来店ください。
 
 

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歴代のコラボレーションモデルの一部。素材、デティールを含めたバランスの
いい靴であることを基準に作られている。

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3周年を記念して発売される黒とピンクがテーマカラーのVANS別注モデル。
今回は少し遊び心のあるクレイジーかつインパクトのあるデザインになっている。
全国のビリーズ各店舗で販売される。
V36OG BILLY’S ¥9,000、SLIP-ON BILLY’S ¥7,000(5月下旬発売予定)
 
 
BILLY’S ENT SHOP LIST
TOKYO SHIBUYA 03-5466-2432
HARAJUKU 03-5413-6946
OSAKA 06-7220-3815
KYOTO 075-257-7500
FUKUOKA 092-720-2133
KUMAMOTO 096-319-1070
SAPPORO 4/29 New Open!
ZOZO TOWN BILLY’S ENT
http://zozo.jp/shop/billysent/
 
BILLY’S ENT Online
http://www.billys-tokyo.net/shop/
 
BILLY’S ENT
http://www.billys-tokyo.net/shop/pages/billystop.aspx

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