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On April 25, 2014,
everything started from this place.

 
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BILLY’S ENT
3rd ANNIVERSARY
From Tokyo to the world
 
BILLY’S TOKYO SHIBUYA
Renewal Open!

「Tokyoから世界へ、洗練された本質だけを発信し続ける」をテーマに掲げるビリーズが3周年を迎えた。3年を機に渋谷店をリニューアルし、コラボレーションモデルを発売。話題を集めたVANS別注モデルは発売当日に長蛇の行例ができて即日完売。スニーカーフリークのビリーズへの注目の高さを再認識させられた。ビリーズの今と未来を取材した。
Photo: Osamu Matsuo Edit & Text: Shin Kawase

 
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リニューアルされた店内は、厳選されたシューズが一足一足丁寧に並べられ、落ち着いた大人の雰囲気。ラグジュアリー感があり、靴が引き立つ演出がされている。今回のリニューアルをすべて手掛けたビリーズ・マネージャーの甲斐慎二氏にビリーズの今と未来について語ってもらった。

 
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BILLY’S ENT
Shinji Kai (BILLY’S ENT Manager)
Interview

―3年前、ビリーズをオープンした動機を教えてください。 日本のスニーカーショップって靴屋さん、という感じのお店が多いじゃないですか。それはそれでいいのですが、海外のスニーカーショップって内装を含めハイエンドな感じで日本とは全然違った雰囲気がある。そういったお店が日本にもあっていいじゃないか、という想いで作ったのがビリーズなんです。お客さんもすごく若い世代よりは、20~30代でファッション感度の高い人達。大人のお客さまがゆっくりと落ち着いて選べる場所を作りたかったんです。
 
―ビリーズと他のスニーカーセレクトショップとの違い、特徴(ビリーズらしさ)とは何ですか? 「いいものは、いい」という考えなので、いいのものがあれば、ブーツや革靴もやりたいですし、アパレルも入れたいと思っています。もちろん、スニーカーがベースにありながらですが、ライフスタイル全般を網羅した独特の雰囲気があるショップが理想ですね。具体的に言うと、内装で一番大切にしているのが「落ち着いた雰囲気」であること。ラグジュアリー感があって靴が引き立つ演出をすることなんです。その結果、沢山のスニーカーを置くより、いいものを厳選して一足一足丁寧に展示して見せている所が特徴じゃないかと思います。各店舗によって内装は違うのですが、「Tokyoから世界へ」というテーマですべて作っています。内装を自分の理想で100%完璧に具現化するのは不可能なので、店舗が増えるごとにやり残したことを反映させて改善している感じですね。

 
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という意味でいうと一番新しい熊本店が一番理想に近い内装ということになります。シューズのセレクトに関しては、もちろんトレンドやメーカーさんの意向などもありますが、主張が強いスニーカーよりも全体的にバランスがいいものを選ぶようにしています。それぞれのファッションスタイルに馴染みやすいスニーカーが基本ですね。だから色々なメーカーさんと一緒にやった別注モデルも派手なものはほとんどないんです。

―ビリーズが絶対やらないこと、は何ですか? 靴って見た瞬間の雰囲気ってあるじゃないですか。だから自分が見ていいと思わない靴はやりません。奇をてらったものや作り手の意向が透けて見える、いかにもっていう靴は置かないです。やはり、素材、デティールを含めたバランスのいい靴しかやりたくない。それは値段の高い安いは全く関係ないですね。2万円のスニーカーだからいい訳でもなく、5,500円のVANSのオーセンティックだって充分いい雰囲気を持っている。だから究極は自分たちが履かないものは、絶対にやらない、ということですね。しかし、ビリーズらしくないモデルでもすごく売れているものがあると、たまに妥協しそうになりますが、スタッフから止められるんです、妥協しては駄目だと(笑)。
 
―コラボレーションする際 の基準などはありますか? やはり、素材、デティールを含めたバランスのいい靴であることが基準になります。今はランニングシューズは、ほとんどやってなくて、派手なカラーリングにもまだトライしていないので、ウチらしいことは色々挑戦してみたいですね。 あとは発売日ありきではやりたくないです。たとえ発売予定日を延期しても納得がいくまで何度もやり直したい。納得できるものが出来上がった時点でお店に出すのが基本ですね。コラボのためのコラボではなく、あくまでインラインモデルを売るためのプロモーションという意味合いが大きいですね。

 
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―リニューアルした渋谷店について教えてください。 渋谷店は、店頭のショウウィンドウで全体の世界観を表現できるお店にする目的でリニューアルしました。3周年を記念したVANS別注モデルは、今までのコラボレーションモデルとは一線を画していて、うちのスタッフにすべて任せて作りました。左右のシンメトリーのデザインのバランスが命なので、一切妥協はせず、ファーストサンプルから試行錯誤を繰り返し、4回やり直してようやく完成したモデルです。
 
―SHOES MASTER読者に一言お願いします。 札幌店が4月にオープンしました。ECもありますが、やっぱりお店 に来てほしいのでせめて主要都市にはお店を出したいと思っています。無理して店舗を増やすことは考えていませんが、近くにお店がないと行けませんから。ビリーズの雰囲気を肌で感じてもらうには、お店に足を運んで頂けるのが一番うれしいです。僕らは店頭に立って接客もしていますので、ぜひ一度ご来店ください。

甲斐 慎二(BILLY’S ENTマネージャー)
ショップコンセプト、バイイング、内装、WEB、プロモーション、接客に至るまでビリーズに関することの全てを取り仕切るビリーズのマネージャー。一切の妥協を許さないそのスタンスはシューズ業界でも一目置かれる存在として知られている。

 
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3周年を記念して作られたコラボレーションモデルの数々。VANS別注モデルは即日完売。残念ながら今買うことはできないが今後の別注モデルに期待したい。

 
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ビックサイズのVANS別注モデルを展示。このためだけにモールド(足型)から制作された逸品(非売品)。販売しない物にまで徹底的にこだわるのがビリーズのスタンダード。

 
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ビックサイズのVANS別注モデルをよく見るとシュータンに人の顔がプリントされている。左がビリーズマネージャーの甲斐氏で右がビリーズプレスの佐藤氏。こんな遊び心もビリーズならでは。

 
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2Fのフロアは、シューズはもちろんのこと、アパレルも充実している。シューズに合わせたトータルコーディネートも可能。ビリーズが提案する東京スタイルがここにある。

 
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BILLY’S ENT SHOP LIST

TOKYO SHIBUYA 03-5466-2432
HARAJUKU 03-5413-6946
OSAKA 06-7220-3815
KYOTO 075-257-7500
FUKUOKA 092-720-2133
KUMAMOTO 096-319-1070
SAPPORO 011-200-5155

ZOZO TOWN BILLY’S ENT

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