2011 | 11.06 | Sun | 09:26
adidas&PUMA
『アディダスVSプーマ もうひとつの代理戦争』
バーバラ・スミット(著)宮本 俊夫(翻訳)
ランダムハウス講談社 (2006/5/25)
第二次世界大戦前、ナチズムのスポーツ振興のもと、アディとルディのダスラー兄弟は、ドイツの小さな田舎町にスポーツシューズの工房を作った。やがてダスラー兄弟商会は、ドイツ最高のスポーツシューズをいくつも生み出し、世界で最も有名なブランド、「アディダス」と「プーマ」として、その道を永遠に分かつことになる。そして、この兄弟の確執から始まり、「ナイキ」など米国系ブランドを交えた熾烈な争いは、巨大な利権を巡り世界を巻き込む、スポーツビジネス界の代理戦争へと発展していく。
アディダスとプーマといえば… 編集部・河瀬は、この本を思い出す。
仲の良かったドイツの二人の兄弟の確執が、やがて会社同志確執になり、
その会社名が世界中に知られるようになっても、その溝が埋まることはなかった…
皮肉にも両会社の発展が、さらに世界中にその確執が知られることになる。
しかし60年後、お互いのDNAを受け継いだスタッフは、「平和」のために歩み寄り、握手し団結した。
今、日本は大変な状況にある。
また、ヨーロッパ全土も揺れている。
究極の理想論だが、スポーツに国境がないように、世界に国境や通貨がなくてもいいのでは?とも思う。
金融至上主義経済と人間の強欲が、大多数の人間と地球(環境)が悲鳴を上げている。
今、世界は団結が求められている。平和な世界のために。
世界のリーディングカンパニーであるアディダスとプーマのピースデイゲームは、
歴史的にも意味があり意義がある。