2013 | 04.01 | Mon | 01:44

東京マラソン2013 〜サブ4への道〜 vol.4 最終章「初めての42.195キロを振り返る」の巻

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vol.3 レース編 後編「そして栄光のフィニッシュラインへ」からの続き)

今回、東京マラソンに挑むにあたって、事前に決めていたことはふたつ。ネガティブスプリット(前半おさえて後半にスピードを上げるペース配分)を刻むことと、こまめに水分を補給すること。どちらもマラソンの本に書いてあったことを参考にした。

ペース配分に関しては、序盤、ランナーの波に飲み込まれて思うように走れなかったことが、結果的に功を奏したように思う。最初から1キロ5分〜5分30秒くらいで飛ばしていたら、もしかしたら後半に失速していたかもしれない。そして水分補給に関しては、ほぼすべての給水所でおこなったうえで、10キロ、20キロ、30キロの地点でアミノ酸を、15キロ、25キロ、35キロの地点でエネルギーゼリーをチャージ。また、後半の給水所では食べ物(チョコパン、アンパン、ブドウ糖、バナナ、トマト、梅干しなど)が用意されていたので、それも随時食べた。最後までバテることなく走り切るために、こまめな水分補給と栄養補給はとても大切なこと。それぞれの場所でサポートしてくれたボランティアのみなさんに感謝。

いま振り返ってみて改めて思うのは、東京マラソンは聞きしに勝る素晴らしい大会だったということ。東京のど真ん中を走れる快感もさることながら、手際の良い運営、走りやすいコース取り、途切れない応援など、非の打ち所なし。勢いで申し込んで本当に良かった。次回も絶対に応募するつもり。

それにしても、20年以上前、中学生や高校生のときは部活や体育の時間に無理やり走らされたのが嫌で嫌で仕方がなかったのに、37歳にして自ら進んで42.195キロも走っているわけだから、人生いつ何が起こるかわからない。

最後に、シューズについても触れておこう(シューズ・マスターはシューズの専門誌です。マラソン専門誌ではありません)。本格的に走り始めてから半年ほどのあいだに、仕事柄、趣味と実益を兼ねて、などと言い訳をしながら、かなりの数のランニングシューズに足を通してきた。当初はソールが厚くてクッション性の高いビギナー向けのシューズをよく履いていたけれど、走り込みを重ねるにつれてそれでは物足りなくなり、最近はソールが薄めの上級者向けシューズを好んで履いていた。本番用のシューズとして最終的に候補に残ったのは、ナイキのルナスパイダーLT2と、アシックスのターサージャパンの2足。


左がアシックスのターサージャパン、右がナイキのルナスパイダーLT2。

そしてぎりぎりまで悩んだ末に、当日はルナスパイダーLT2を選んだ。どちらもとても良いシューズなのだが、ルナスパイダーLT2は昨年の台北ハーフマラソンで着用したこともあり、より足に馴染んでいたことが決め手となった。いずれにせよ、あれこれシューズを履き比べることは自分にとって楽しみのひとつであり、ランニングを続ける大きなモチベーションとなっていることは間違いない。

さて、次は何を履いて、どこを走ろうか?

~完~

【関連記事】
・1)東京マラソン2013 〜サブ4への道〜 vol.1 序章「マラソン初心者、月間250キロの猛特訓」の巻
・2)東京マラソン2013 〜サブ4への道〜 vol.2 レース編 前編「序盤、ランナーの波に飲まれる」の巻
・3)東京マラソン2013 〜サブ4への道〜 vol.3 レース編 後編「そして栄光のフィニッシュラインへ」の巻

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