2022 | 04.16 | Sat | 10:21

HOKA EMBROIDERY PACK at BILLY’S About HOKA Takamasa Ando (BILLY’S) Interview

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SHOES MASTER
Web SPECIAL
Photo: Kazumasa Takeuchi(Ye)
 


About HOKA
Takamasa Ando (BILLY’S)
安藤剛正 / ビリーズ バイヤー

 

–––いつ頃からホカを展開しているのでしょうか?
ありがたいことにホカさんよりお声掛けいただいて2020年8月から展開しています。スニーカーマーケットの中でも、ホカっていうブランドの知名度も高まって浸透してきていたタイミングだったので「これ、どこのブランド?」みたいな感じではなく、スタッフ含めて興味を持って接することができ、スムーズに売り場にフィットしましたね。まさにベストタイミングでした。

–––スタートから今までのセールス状況はいかがですか?
スタートから絶好調でボンダイ、トゥ ウルトラ、カハGTX がすごかったですね。高単価にも関わらずどんどん買っていかれるので、我々もちょっと驚かされました。その後、コロナの影響を大きく受けてしまいましたが、2021年前半から回復基調をたどり、現在はまたブームとも言えるような盛り上がりを見せています。最初は厚底シューズとしてフォーカスされた気がするんですけど、最近ではお客様の中では快適な履き心地のシューズブランドという認識があって、購入しているケースが非常に増えています。

–––ビリーズではどんな方が購入されていますか?
コロナ前は海外の方もすごく多かったんですけど、コロナ後の今、改めて日本の方にすごく支持されているのを強く感じますね。ファッションの傾向としては、色目があるというよりも黒、グレーなどのダークカラーが多く、ベーシックでミニマルなファッションを好まれる方、洗練されたお洒落な方が多いという印象が強いですね。ビリーズでは高価格帯の部類になるので、モノにこだわりがあり、自分のスタイルもあって、いいモノであれば高額であろうが、価値があるって判断している方が多いかなと思います。男性が7割、女性が3割といった内容で、年齢は20~30代の方が中心です。男性は、ボンダイ、カハGTX、クリフトン。女性はボンダイの支持率が圧倒的に高いですね。

–––スニーカーフリークの安藤さん個人から見たホカとは?
多くのカテゴリーで新しいモノを次々に提案しているので、常に勢いを感じるブランドのひとつです。ランニングシューズではボンダイ、トレイルではカハ、サンダルでは新たな価値観となったリカバリーサンダル、リカバリースライドをスニーカー業界に持ち込みましたよね。これからの10年も伸びしろを感じざるを得ないっていう印象です。

–––ビリーズにとってホカとはどんな存在でしょうか?
シューズとしての機能やデザインが上手くファッションと結びついたユニークなブランドで、足入れした瞬間から気持ちいいので履き心地を伝えやすい。なので履きやすさを求められるお客様には必ず提案していきたいですし、ビリーズの中でも大きい存在になりつつあるブランドのひとつです。存在感を野球で例えると3番か、5番って感じですね。

–––ホカの魅力を一言で言うと?
ボンダイを筆頭に特徴的なデザインと誰もが納得できる履き心地が同居しているところでしょうか。

–––他ブランドと比べてホカの優れている所は?
圧倒的で唯一無二な履き心地の良さ。履いた瞬間から心地いいのがずっとキープされるっていう感じ。我々は1日中立って仕事をしていますが、しっかり足をサポートしてくれますし、仕事終わりの疲労感が他のブランドと比べて全然違います。

–––ホカのコンペティターといえば?
格好良くて履きやすいブランドイメージという観点では、ニューバランスがコンペティターではないでしょうか。

–––今季ビリーズでエンブロイダリ―パックをピックアップした理由を教えてください
ビリーズではパフォーマンスシューズカテゴリーに属すものを中心にラインアップしていたので、良い意味でホカのイメージを裏切るファッションにリンクしたモデルの登場を個人的に期待していました。ですので、このカラフルで大胆なデザインを見たときに非常に魅力的に感じ、迷わずピックアップしました。アッパーに既存のモデルでは見たことがない立体的な刺繍とステッチワークが施されています。見た目に可愛らしさも兼ね備えているので、女性のお客様にも積極的に提案したいです。ちなみにこのボンダイLはボンダイ 5 を、クリフトン Lはクリフトン 3 をベースモデルにデザインされています。

 

CLIFTON L EMBROIDERY
Bule Glass / Radiant Yellow , Outer Space / Blue Coral

 

BONDI L EMBROIDERY
Outer Space / Atlantis , Arctic lce / Atlantis

 

–––今後のホカに期待することは?
これからも他のブランドにはない強烈なオリジナリティを感じさせるプロダクトを世に出してほしいですね。

–––読者に一言メッセージをお願いします
最近店頭に立っていると、履きやすさ、快適さなど、シューズとしての基本的な部分をお客様が再確認されているように感じます。ハイプシューズを否定するつもりは毛頭ないのですが、シューズを楽しむ一番の醍醐味は、やはり履くこと、履き倒すことのはず。ビリーズから履き続けることで愛着が湧き、さらに魅力を感じられるような一足をたくさんの方に提案していきたいです。

 

安藤 剛正
埼玉県川越市出身。中学校でバスケットボール部に所属。NBAブームも重なり、競技よりもバスケットボールシューズ、スニーカーに目覚める。雑誌「Boon」「asayan」などを愛読し、裏原宿のストリートカルチャーと藤原ヒロシ氏に多大な影響を受ける。裏原宿通いでお気に入りのスニーカーを探す大学生時代を過ごし、卒業後に某大手スニーカーストアに入社。現在は、ビリーズのバイヤーを担当。現在までのスニーカー所有足数は600足を超える。

 

BILLY’S ENT TOKYO SHIBUYA
東京都渋谷区神宮前 6-23-7
03-5466-2432
Shop hours 11:00 – 20:00
https://www.billys-tokyo.net/shop/pages/e439.aspx

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