2022 | 07.18 | Mon | 08:13

NIKE AIR FORCE 1 40TH Special 2022 Version at atmos

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AIR FORCE 1 40TH
Index of the Message
Photograph by Shunsuke Shiga
Text by Masayuki Ozawa
 

40周年を迎えているナイキ エアフォース 1。
その軌跡を追った特集がアトモスでスタートし、
40年の歴史をディテールに詰め込んだ
特別な2022年バージョンが登場している。
 

40年の歴史をディテールに詰め込んだ
特別な2022年バージョン

40周年を迎えたAIR FORCE1のアニーバーサリーエディション。その細部を覗いてみると、さまざまな時代のディテールにフォーカスしているのがわかる。まず、大きな特徴はボックスで、今回は2000年代初期に使われたオレンジ×ブラウン製をカムバック。シューズ全体のデザインもその時代をある程度ベースに作られている。シュータンに縫い付けられたタグは、ナイキロゴの下部にある「AIR FORCE 1」の文字を筆記体の「Anniversary Edition」に変更。光沢糸でさりげなくリュクスに仕上げている。マニアが唸るポイントは、アイステイのつま先側に施された小さなスウッシュだ。これは現在には存在しないディテールで、ちょうどオレンジボックス初期である2000年頃のモデルには刺繍の跡が残っている。余談だが、Supremeがレギュラー展開している白と黒のAIR FORCE1にはこのディテールが採用されている。そしてトゥボックス全体をみると、現行よりも丸みがおさえられている。補強部の厚みも薄く、輪郭はシャープ。これもまた、90年代後期〜2000年代の名残だろう。ヒールは当時を再現、ではないものの、スウッシュのないNIKE AIRのロゴが90年代以来戻ってきた。当時はプリントで、経年劣化とともに掠れて消えかかっているものが多いことから、刺繍が選ばれたのか。このディテールは、2020年に80年代のディテールを踏襲した通称 “ラベル メーカー パック” に使われ、ヴィンテージ好きの間で密かに話題になったものだ。
最後に、映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』をご存知だろか。エア ジョーダンのCMを手がけて時の人となったスパイク・リーが監督した、人種差別やNYの貧困区域を取り上げたポリティカルなムービー。劇中では、主人公のバギン・アウトが、歯ブラシでシューズの汚れを落とすシーンがあった。本作で付属する歯ブラシにも、白は手入れしてでもキープすべき、というカルチャー的なマインドを読み取ることができる。こうしてみると、フックアップしたディテールに年代の統一はないものの、この普遍的なベーシックにも細かな変遷があったことを知ることができる。2022年バージョンは偉大なヒストリアンである。

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https://www.atmos-tokyo.com/lp/nike-air-force-1-low-retro

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