Photo: Kazumasa Takeuchi(STUH)
Text :Hirohito Iso
Edit : Shin Kawase

Connect the field to the city
Recommendation Models Part2
KEEN 2019 Fall/Winter

屋根のないところすべてをアウトドアと考え、アウトドアでの優れたパフォーマンス性はそのままに、絶妙なバランス感覚で味付けし、見事にストリートに落とし込むキーン。革新的なユニークはさらに進化を果たし、レインブーツとしても対応するチャッカタイプのグリーザーはシックな装いで新登場。アウトドアと街とをクロスオーバーさせる、今季注目のラインナップを紹介する。

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EXPLORE UNEEK

EXPLORE UNEEK
Artisan Gold / Red Orange, Majolica Blue / Rio Red

キーンを一躍ストリートシーンへと導いた画期的なモデル、ユニーク。シーズンごとに進化を遂げることは有名だが、今秋の新作も我々に新鮮な驚きを与えてくれた。今作では、ブランドのルーツであるアウトドアのパフォーマンスを載せ、スタイルと機能性を融合。キーンのハイキングシューズで使われているソールユニットを搭載したり、エンジニアードニットのアッパーやつま先のトゥガードを採用したり、 ヒールから足首周りをサポートする独自機能のコネクトフィットなど、これまでよりも履き心地を意識してパワーアップした印象だ。ローとミッドの2種類があり、気分に合わせてセレクトできる。13,000円+税

EXPLORE UNEEK MID
left : Triple Black / Black
¥14,000+tax

EXPLORE UNEEK
right : Mix Gray / Black
¥13,000+tax

EXPLORE UNEEK
Dark Olive / Gothic Olive, Triple Black / Black
¥13,000+tax

 

Voice of sneaker select shop
atmos
About UNEEK Collection

衝撃的なデビューから、毎シーズン進化するオープンエア・スニーカー“ユニーク”をスニーカーショップはどのように捉えているのだろうか?ユニークに早くから注目し、展開していたアトモスのバイヤーであり、個人としては、ユニークのカラーリングデザインも手掛けている今井タカシ氏を取材した。

Takashi Imai (atomos Buyer)
Comment
今井タカシ / アトモスバイヤー

–––アトモスではどんな人がユニークを買っているのですか?
ユニークは、かなりマスまで拡がってる感じなんですよ。本当に年齢層の幅も広くて、老若男女問わずみたいな。春夏は、カラフルな色のユニークよりも、白とか黒とか、ややスタンダードな色が中心でしたけどセールスは好調でしたよ。アトモスで老若男女、男女問わず売れるって靴、なかなかないですけど。そういった意味では市民権を得ていると思いますね。

–––アトモスの定番モデルでもあると
デビューした2014年の頃は、すぐには認知されなくて、スニーカースピーカーを一緒に開催したり…。斬新なデザインで衝撃的でしたけどね。あの時代から比べると全然違いますもんね。意外と女性も普通に履くし、男女構成比も5対5ぐらいなんですよ。キーンのユニークじゃなくて、ユニークってブランドだと思ってる子がいっぱいいると思います。そういう意味でもユニークのオリジナルは、もう完全に定番モデルとして定着していますね。

–––エクスプロール ユニークについては?
エクスプロールもアトモスで取り扱っているんですけど、ミッドアッパーでユニークのテイストも残しつつで、キーンっぽくていいなと思いますね。でもまだ進化の過程なので、これからの展開が楽しみですね。そういった意味では、ユニークには、ユニークにしかできない唯一無二なオリジナリティーを追求して突き抜けていってほしいなっていう個人的な想いがあります。売れる靴って理由があるんです。それは圧倒的なデザインの差別化と専門分野に特化した機能がある靴。その靴をなおかつ街履きもできるみたいなのが、今の消費者に響くんじゃないかと思います。だから今後のユニークにも期待したいですね。そのポテンシャルを充分に持っているので。

 

EXPLORE MID WP & EXPLORE WP

EXPLORE WP
left : Black / Magnet
¥12,500+tax

EXPLORE WP
right : Black / Magnet
¥11,500+tax

アウトドアのフィールドはもちろん、タウンユースとしても活躍してくれる汎用性の高さが魅力の多目的ハイキングシューズ。全体をオールブラックで統一しながら、アッパーにパフォーマンスメッシュを採用するなど部位によって素材を変えることで、さりげない表情の変化を演出。カジュアルはもちろん、スーツスタイルにも好相性となっている。また、内部には独自素材のキーン・ドライを採用することで完全防水を実現。突然の雨にも慌てる必要はない。

GLIESER CHUKKA NYLON WP

GLIESER CHUKKA NYLON WP
left → right : Demitasse Black, Cornstalk Black, Dark Olive Black, Black Black

ナイロン素材のアッパーに、トーナルの落ち着いた色合いが秋冬らしい今季の新作は、ハウザーコレクションで初めてキーン・ドライを採用し、完全防水を実現。レインブーツとしても対応する汎用性の高いチャッカタイプなので、雨が降りそうな日でもオールシーズン着用できる。12,500円+税

HOWSER II

HOWSER II
left → right : Steel Grey / Royal Lilac, Cornstalk / Mazarine Blue, India Ink / Pristine

暖められた空気を蓄えたマイクロフリースライニングが足を温かく、そしてやわらかく包み込む、キーンにおける冬の定番モデル。浅めのサイドゴアで脱ぎ履きも簡単なうえ、形状記憶機能を持つフットベッドが快適な履き心地を提供してくれるので、冬のリラックスシューズとして最適。タウンユースはもちろん、ルームシューズとしても活躍してくれる。撥水性の高いナイロンアッパーモデルの他、ウィメンズでは保温性の高いウール混マテリアルバージョンも登場する。8,000円+税

KEEN 2019 Fall/Winter
Collaboration Model
KEEN×LOFTMAN by Makoto Kimura
“ANCHORAGE BOOT III SD WP”

ANCHORAGE BOOT III SD WP
Dark Shadow / Shadow Purple

キーンのデザインパートナーであるセレクトショップ“LOFTMAN”(ロフトマン)の木村 真氏とのコラボレーションモデル。雪寒地対応の保温性や断熱性といった機能を備えながら、タウンユースにも合わせやすい落ち着いたルックスが秀逸。スエード素材にチャコールグレーのカラーリングはカジュアルからモードまで幅広く履き回しでき、またアウトドアでの使用の際の汚れを目立ちにくくしてくれる。サイドゴアとソールに入れた差し色の紫がデザインアクセントとして映える。18,000円+税

KEEN 2019 Fall/Winter
Collaboration Model
KEEN×ELNEST CREATIVE ACTIVITY

WINTERPORT II
Booktree Camo / Midnight

旅をテーマにアクティビティ・ウエアを提案するファッションブランド、“ELNEST CREATIVE ACTIVITY”(エルネスト クリエイティブ アクティビティ)とのコラボレーションモデル。キーンの定番、ニューポートの機能性を冬仕様にアップデートしたウィンターポート ツーに、白神山地に古より生息するブナや固有植物から生まれたエルネストのオリジナルテキスタイルのブックツリーカモ柄の夜の顔・ブックツリー ミッドナイト カモ柄を採用。加えて、シューレースのアローヘッドを蓄光仕様とするなど特別感をプラスした。軽量で、ブーティ上部は簡単に折り返すことができ、見た目以上に履き心地が良いのもうれしいポイント。15,800円+税

INFORMATION
キーン・ジャパン
03-6416-4808
keenfootwear.com

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