Photo : Masataka Nakada(STUH)
Edit : Shin Kawase

KARHU LEGEND
2020 SPRING / SUMMER
BEST SELECTION

フィンランド発、100年を越える歴史をもつスポーツブランド、カルフ。他ブランドには真似できない北欧ブランドならではの雰囲気が魅力のカルフから、スポーツにおける勝利者をリスペクトした“トロフィーパック”が登場。その新作とともに2年に渡りカルフを展開し続けているショップ、ビリーズの甲斐慎二氏にカルフの魅力について取材した。

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Voice of sneaker select shop
BILLY’S ENT
About KARHU

Shinji Kai / BILLY’S ENT Manager
Comment
甲斐 慎二 / ビリーズエンター マネージャー

–––いつからビリーズでカルフを販売されているのでしょうか?
2018年の春夏コレクションからです。なので丸2年になりますね。

–––ビリーズにとってカルフとは、どんな存在なのでしょうか?
ビリーズの中だと落ち着きのある店舗にすごくマッチングするブランドです。モデル数が少なくてもフェイス映えがするというか。だからスペースがあって、ゆっくり見せられる店舗に置くと存在感があって引き立つんです。例えば、渋谷店、京都店、熊本店とか。そういうお店には必ず置くようにしています。決して勢いのある売れ方はしませんが、シーズンの最後にはすべて売り切れているのがカルフなんです。

–––どんな方がビリーズでカルフを購入されますか?
ファッションに自分のこだわりのある方で比較的に年齢層が高い方が買っていかれます。30~40代位ですかね。色々なブランドを履いて知り尽くした方とか、素材感もいいので素材や色、ディテールにこだわる方に好まれるブランドだと思います。

–––カルフの魅力とは何でしょうか?
北欧ブランドならではの絶妙なカラーリングに尽きますね。他のブランドでは出せない色を出してくるし、日本人には絶対にない個性がある。そこは本当に魅力がありますね。派手な色を使っているんだけど嫌味がないし、上品ですよね。あと素材の選び方や使い方もいいんです。ピッグスキンを使ってより発色も良くしているこだわりも見えます。ヨーロッパのセレクトショップにはよく置いてあるのも納得します。

–––2020年春夏は、レガシーとフュージョン2.0をピックアップしていますが、その理由は?
個人的にレガシーが好きなんです。形もそうなんですけど、やっぱりカラーリングに一番の重点を置いて選ぶようにしています。落ち着いたカラーリングよりもあえて派手なカラーリングを選んだり。地味な色だとカルフらしさがあまり出ないんですよね。

LEGACY
Golden Rod / White
¥15,800+tax

LEGACY
Bayou / Jet Black
¥15,800+tax

LEGACY
Barbados Cherry / White
¥15,800+tax

FUSION 2.0
Buckthorn Brown / Bright White(Left), Rainy Day / Bright White(Center),
Campanula / Bright White(Right) ※Limited Model
¥15,800+tax

–––カルフをどんな方に履いてもらいたいですか?
色んな人に履いてもらいたいのですが、やっぱりファッションにこだわりのある大人の男女に履いてもらえたら嬉しいですね、ウィメンズサイズも展開しているので。配色も含めて本当にお洒落な人でないと履きこなすのは難しいと思いますけど、普段スニーカーを履かないお洒落な人は逆に手を出しやすいじゃないかと思っているんです。グレーのスラックスにカルフを持ってくるとか。淡い色のカラーリングではっきりした派手さではないので、カジュアルすぎないので履けるのもカルフのいい所だと思うんです。どうしても年齢を重ねると全体的にモノトーンになりがちなので、足元だけでもカルフを持ってくると、いつもと違ったいい雰囲気になるのではないかと思っています。

–––今後のカルフに期待していることは?
時代に流されない今の独自のスタイルを頑固に貫いて欲しいですね。世の中のトレンドに合わせないでいい稀有なブランドだと思うので。このままのスタンスで淡々と続けて行ってほしいです。派手なカラーリングから順番に売れていくという不思議なブランドなので。

INFORMATION
BILLY’S ENT SHOP LIST
SAPPORO 011-200-5155
TOKYO SHIBUYA 03-5466-2432
HARAJUKU 03-5413-6946
SHINJUKU 03-5361-8933
NAGOYA 052-228-9791
KYOTO 075-257-7500
OSAKA MINAMIHORIE 06-7220-3815
OSAKA MINAMISEMBA 06-6282-7225
HIROSHIMA 082-545-8935
FUKUOKA 092-720-2133
KUMAMOTO 096-319-1070
ZOZOTOWN BILLY’S ENT
BILLY’S ENT Online
www.billys-tokyo.net/shop/

 

KARHU LEGEND
2020 SPRING / SUMMER
“TROPHY PACK”

カルフには、1952年のヘルシンキ五輪において、自社開発したランニングスパイクを履いたフィンランドナショナルチームが大活躍し、競技用シューズのリーディングメーカーになった歴史がある。2020年は東京五輪が開催される年。すべての競技者は勝利するために日々自分と闘っている。優勝を目指しているアスリートに敬意を表し、歴代モデルを集結させた“トロフィーパック”が発表された。

LEGACY
Stellar / Cameo Blue

スポーツの世界で軌跡を残したことに敬意を表し、当時のオリジナルテクノロジーを踏襲し復刻したレガシー。レガシーは1996年に誕生したランニングシューズ。エアクッションに加えサンドイッチヒールキャップやEVAミッドソールを搭載し、安定性とクッション性を両立させていた。15,800円+税

ARIA
Stellar / Rainy Day

アリアは1990年代を代表するカルフのランニングシューズの復刻モデル。アッパーと一体化したブーティライナーを採用し、軽快な履き心地と安定したホールド感を実現した一足。15,800円+税

FUSION 2.0
Lunar Rock / Dazzling Blue

1996年に最も人気の高かったランニングシューズ、フュージョン。フュージョン2.0は、2015年にオリジナルのフュージョンを製作したデザイナーと共に改良し生まれ変わった次世代モデル。スニーカーショップとのコラボレーションモデルとして採用されることも多く、現在のカルフの定番モデルのひとつとなっている。15,800円+税

SYNCHRON CLASSICS
Rainy Day / Foggy Dew

1980年にデビューし、ヨーロッパを中心に1990年代の後半まで人気を誇っていたというシンクロン。ブランド創立100周年を迎えた2016年に、シンクロンクラシックとして復刻。 最大の特徴は独特のレーシングシステム。つま先部分から斜めにかけられ、小指周辺まで届くシューレースは、抜群のフィット感を生むのはもちろん、デザイン上でも最大の特徴といえる。ソールにはエアクッションが搭載されており、クッション性も高い。16,800円+税

KARHU LEGEND
2020 SPRING / SUMMER
“TROPHY PACK”

Upper row of shoes (from left)
ARIA Stellar / Rainy Day
ARIA Stargazer / Flame
SYNCHRON CLASSICS Rainy Day / Foggy Dew

Shoes in bottom row (from left)
FUSION 2.0 Lunar Rock / Dazzling Blue
LEGACY Stellar / Cameo Blue
FUSION 2.0 Buckthorn Brown / Bright White

新宿御苑千駄ヶ谷門の前にあるカルフショールーム。ここにはレジェンドコレクションのフルラインナップはもちろん、パフォーマンスランニングシューズもすべて揃っていて、カルフのテーマである“FUN LIFE FUN RUN”を感じることが出来るスペース。定期的に期間限定のポップアップショップやイベントを開催している。
KARHU SHOWROOM
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-1-11 IVY WORKS

INFORMATION
シードコーポレーション 
03-6709-9662 
japan.karhu.com

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