le coq sportif who returned to the origin
2022 Fall / Winter
“The GAME CHANGE”Part2

About le coq sportif
Shun Kusagaya (mita sneakers PR)
Interview

草ヶ谷 駿 / ミタスニーカーズ プレス

草ヶ谷 駿（くさがや しゅん）
1994年、静岡県静岡市生まれ。小学校2年生からサッカーをはじめ、高校までサッカー部に所属。パラメヒコを愛用していたこともあり、プライベートでもプーマ クライドを購入しスニーカーに目覚める。国内外のスニーカーショップからヴィンテージものに至るまで、様々なショップに恵まれていた環境の影響もあり、更に幅広いスニーカーに興味を持つようになる。地元企業に3年勤めた後、2015年にはミタスニーカーズで働くことを決意し上京。2020年からPRを担当している。

–––エイティーズ アスレチック パック（※以下80s パック）のセールスはいかがでしたか？
ミタスニーカーズにはコアなスニーカー好きな方が多く、マニアックなモデルが多い中で、80s パックは極めてシンプルなモデルなので、ある意味で異質に見えたのかも知れません。逆にそれがインパクトを与えられ、お客様に新しい提案ができたかなって思っています。写真左の“RGT”（アールジーティー）と写真右の“QUARTZ” （クオーツ）の2モデルを展開しているのですが、クオーツのほうが人気はありますね。

80s ATHLETIC PACK
RGT 80s(OG Color)
￥9,350　
QUARTZ 80s(OG Color)
￥8,250

–––購入された人の特徴を教えてください
年齢層は30代から40代で、男性だけでなく女性の方も多かったです。ゴールデンウィークの上野は観光客ですごく賑いましたが、ミタスニーカーズも特に通りに面した1階は同様で、80s パックを手に取る方を多く見かけました。ミタスニーカーズの提案ということで常連さんも80s パックに反応してくれましたが、たまたま立ち寄ったという一見さんはミタスニーカーズ云々ではなく、価格とクオリティを確かめて納得した上で購入する方々でしたね。

80s ATHLETIC PACK
RGT 80s (Vintage Color)
￥9,350

80s ATHLETIC PACK
QUARTZ 80s (Vintage Color)
￥8,250

–––新生ルコックスポルティフは、「売れてます」から「売ってます」と胸を張って言える存在に？
そうですね、ミタスニーカーズのお客様には充分認知していただけたと思っています。ここまで売れたのはシューズ・マスターなどのメディアの協力はもちろんですが、価格設定が大きかったですね。製品を開発する時から1万円を切るように意識して価格とクオリティのバランスは何度も検討を重ねました。その甲斐あって、多くのコンペティターが並ぶミタスニーカーズの中で、ブランドに馴染みのなかった常連さんも購入してくれて、ゴールデンウィークでたまたま来店した方にも受け入れられ、ある程度の結果を出せてホッとしています。

–––インラインモデル（一般流通）を推すミタスニーカーズの姿勢がいいですね
二次流通で値段が高騰しているハイプなモデルのみがスニーカーではなく、即完売するモデルが良いとされているわけでもありません。店舗に行けば様々な情報のタイムラインに埋もれてしまっているスニーカーがたくさんあります。 僕らとしてはあまりスニーカーを知らない方でも、ミタスニーカーズで買った一足がきっかけになってスニーカーに興味を持ってもらえる方が1人でも増えたらうれしいですし、それがスニーカー屋本来の使命でもあると思うので。

“The GAME CHANGE”
2022 Fall / Winter
New Model
CLASSIC SPEED & CLASSIC SOFT

CLASSIC SOFT & CLASSIC SPEED
￥7,700、￥9,350

le coq sportif 2022 Fall/Winter
The GAME CHANGE
“CLASSIC SOFT”

クラシックソフトは、1980年代のクラシックテニストレーニングシューズから着想を得ながら、機能性は現代版にアップデートさせた懐かしさと新しさを両立したニューデザイン。オリジナルモデルをベースにしながらアレンジを加えたスタイリッシュなラスト設計にクラシックなブランドロゴを採用してレトロ感を演出。インソールの裏面には前足部と後足部に硬度の異なる素材を採用したダイナクティフシステムから着想を得た構造を採用している。ホワイトとブラックの2色展開。

le coq sportif 2022 Fall / Winter
The GAME CHANGE
“CLASSIC SPEED”

クラシックスピードは、1980年代のクラシックランニングシューズからインスパイアされたデザインのニューモデル。レトロでかつスタイリッシュな雰囲気ながら、クッション性を考慮し、オリジナルモデルをベースに硬度の異なるダイカットEVAを積層させたソール設計で、クラシックソフト同様にインソールの裏面には前足部と後足部に硬度の異なる素材を採用したダイナクティフシステムが採用されている。ホワイトとブラックの2色展開。

CLASSIC SOFT & CLASSIC SPEED
Black

About le coq sportif
1882年に誕生したフランスで最古の総合スポーツブランド、ルコックスポルティフ。フランスの国鳥、鶏（ニワトリ）を象徴することを許された老舗ブランド。その特筆すべき点は、多くのトップアスリートから高い支持を集めたのはもちろん、他ブランドにはないデザインテイストと独特なカラートーンで、世界各国のアーティストやファッショニスタなど、ストリートカルチャーシーンをリードしたキーマンにも愛されたことだ。具体的には米国のラッパー LL・クール・Jが、1987年に発表した“I Need Love”のムービーで全身にルコックを着たことで反響を呼び、1990年代前半にヒップホップ、ストリートシーンでルコックスポルティフが支持される礎を築くこととなった。同じく1987年に誕生し、長い沈黙を破って2013年に日本で復刻されたのが、エウレカである。当時レディースの展開はあったが、メンズでは約10年間ほとんどリリースがなく、日本の市場から姿を消していた。そのエウレカ復活の共同プロジェクトに名乗りを挙げたのがミタスニーカーズの国井栄之氏だった。その後、スニーカー市場でも息を吹き返し、日本を代表するスニーカーセレクトショップの店頭に並ぶまでに復活した。そして2022年。また新たな境地を求めて羽ばたき始めたフランスの不死鳥に期待したい。

CRÊTE is the pinnacle of le Coq Sportif
“CRÊTE MO ECCO”

ルコックスポルティフにはもうひとつの顔がある。アイコンモデルのモンペリエをラスト（足型）の設計から見直し生まれ変わった新生モンペリエのクレテMOエコである。先シーズンから登場し、限られた店舗のみで販売されているルコックスポルティフの頂点に立つモデルとして君臨している。

“CRÊTE MO ECCO”
￥26,400

クレテ（CRÊTE）はフランス語で「とさか」を意味し、まさにルコックスポルティフの象徴。アッパー素材に柔らかな風合いと耐久性を兼ね備え、サステナビリティをキーワードとしたエコーレザーを採用。ラスト（足型）をはじめ、アウトソールも完全新設計され、多様化するデイリーライフの様々なシーンで役立つよう、実用性を兼ね備えながら上品にモダンに仕上げられた一足。先人の知恵にインスパイアされたトレンドにも左右されない永続的なデザインは、フランスで最古のスポーツブランドの英知があふれている。