The newly born,
UGG® Men’s Shoes Third Collection
2020 Spring/Summer
Part 1

–––そういえば先日リリースし大反響だったダルメシアン（CA805 x LOW x ATMOS）も基本はメンズ向けでしたね
はい。レディースサイズは大反響で即完売したんですけど、メンズはぼちぼちですね…（苦笑）。ダルメシアンは、僕が履きたいから作ったんです。最初のコンセプトは今井君（アトモスバイヤー）が「アグっていったらシープスキン（羊）だよね。だったら羊をまとめてる犬の靴を作りたい」って言ったんです。でも、それだとインパクトないでしょう、ちょっと。どうしても犬にこだわるんだったら「ダルメシアンの靴を作るしかないね」って、最終的に僕がそう言ってダルメシアンが出来たんです。僕が履きたいと思ったから絶対に男に売れる自信があったんですけど…。でもふたを開けてみたら圧倒的に女性に人気があって即完売。結構幅広い年代に支持されて「なんでレディースサイズの数を多くしなかったんだ」ってうちのスタッフに怒られました。あまりにも反響が大きくて、今年も何かやろうと話し合っているところです。

–––やっぱり男性はダルメシアン柄だと履きづらいんですかね？
いえ、そんなことないと思ったんですけどね、男性もアグに抵抗がなくなってきているんで。この間、ミタスニーカーズ、ウィズリミテッドと一緒に取り組んでたブーツ※があったじゃないですか。あれも発売後にすぐに売れ切れになってましたし。あれ格好いいですね。ああいうなんか新しいタイプのモデルが出てくるとお客さんの幅も広がるし本当にいいと思います。

※UGG® BOOTS 805 x Classic WP “WHIZ LIMITED x mita sneakers”
シープスキンブーツのクラシックともいうべきアグ®が、トウキョウストリートを掲げるウィズリミテッド、ミタスニーカーズと3社企画を展開。お馴染みのコンフォータブルな履き心地をタウンユースでフル活用するため、ウォータープルーフ構造やスムースな着脱をサポートするジップファスナーなどを搭載。軽量性・クッション性・グリップ性といった実用面でもアップグレードし、新しいシープスキンブーツの形を提示。

アグのイメージって世の中の流れと
すごくマッチしてる。
あまり都会都会してない所が、
逆に今っぽい。

–––なぜ？今、アグなのでしょうか？
今なんでアグなのかって聞かれたら、今までメンズのスニーカーショップになかったからでしょうね。あと今、サステナビリティという言葉をどこでも使っていて、自然を大切にしようとか、自然と戯れようみたいな感じじゃないですか。そういう意味でいうとアグのイメージって世の中の流れとすごくマッチしてると思んです。

–––都会で履くのに都会なイメージはないですよね
そうですね。大自然、ネイチャーって感じがするじゃないですか。ずっと都会で暮らしているけど、そういうのってやっぱし世の中に大切だと思うんです。世界的にちょっと天候がおかしいじゃないですか。そうなってくると自然を大切にするとか、自然と戯れようみたいなイメージがある。シティーシティーした感じがないのが、逆に今っぽいなと思いますね。

※サステナビリティ（sustainability）とは、「持続可能性」または「持続することができる」という意味。サステナビリティへの取り組みというとき、何を“持続する”のかというと、その対象は広く社会と地球環境全般を指す。本来は、自然と共生する持続可能な社会システムを目指す環境保護思想のキーワード。

–––今、アトモスにとってメンズのアグは、どんな存在なのでしょうか？
まだ、女性のブランドだよねってイメージがあるんですけど、それが少しずつメンズもあるの、みたいな感じでやっとちょっと認知されてきたかなって感じだと思います。若い世代は、これ何？みたいな。新鮮な感じで見てますよね。逆に年齢層が高くなると先入観が女性っていうのがありますね。

–––どんな男性がアトモスでアグを購入していかれますか？
うちのお客さんって18歳から30歳位がコアなんですけど、そうするとやっぱし20～25歳くらいのあんまりスニーカーヘッズじゃない、ちょっとおしゃれでファッションが好きな感じ。スタイルはストリートですね。そういう人がCA805を買っていきます。

CA805 MLT
Off White Multi, Black
￥22,000+tax

–––今後、スニーカーヘッズにもアグは支持されると思いますか？
それってもっとも大きな話だと思うんです。何が大きな話かというと、今のスニーカーシーンってナイキが断トツなんです。ですけど、ナイキさんって上場企業なので毎シーズンごとに売り上げを伸ばさなきゃいけない。だから今までリミテッドで作っていた商品が多分、倍にはなってると思うんです。それで売り上げを伸ばしてるんです。そうすると、今まではレアなナイキの靴を履いてて「俺、レアな靴を持ってるんだよ」って自慢してた人がレアじゃなくなっちゃう。そうなると、今まで買っていた人が小さなブランドに流れてくると思うんです。

–––そういう意味でアグは支持される可能性を持ってるんじゃないかと
じゃないかなと思ってるんです。アグは面構えがいいですよね。面がいいっていうのと、スポーツスポーツしてない、当然ですけどスポーツメーカーじゃないから。ブランドイメージとしてすごく自然な感じがするんですよね。でも都会で履いても良く合う。やっぱり、今っぽいっすね。

–––改めてアグの魅力とは何でしょうか？
都会じゃなくて自然、ナチュラルな感じで今っぽくって、あまり都会都会してない所。いい意味でゆるさがあるんですよね。カリカリしてないというか、だらっとしてるというか、落ち着く。今の生活スタイルにあってるんだと思うんです。昔は皆が皆、会社に行って仕事をするのが当たり前だったけど、アメリカに行くと朝の8時から夕方の5時までずっとスタバに行って仕事してるやついるじゃないですか。東京でも似たような感じになりつつある。昔では考えられない生活スタイルになってますよね。変な話ですけど、携帯1本で犬の散歩しながら仕事してるような金持ちいるじゃないですか（笑）。今、できますしね、携帯である程度は。

–––今後のアグとの取り組みを教えてください
アグとの限定モデルは、11月にダルメシアンを出したのでしばらくないのですが、2020年から毎月CA805のスペシャルモデルをアトモス独占販売で展開します。1月には干支にちなんでネズミ。2月はバレンタイン。3月にはコルクのCA805がリリースされる予定になっています。

January
UGG® Global Sneaker Collection “12×12” CA805 x 2020 SNEAKER
Vaporous Gray
￥20,000+tax

February
UGG® Global Sneaker Collection “12×12” CA805 x Valentine Sneaker
￥18,000+tax

March
UGG® Global Sneaker Collection “12×12” CA805 x Cedar Sneaker
￥18,000+tax

–––どんな人にアグをお勧めしたいですか？
僕たちはお客さんを選べないですけど…。毎日ずっとナイキを履いてるとか、アディダスしか履かない人とかいるじゃないですか。そういった人たちにこんな新しい靴あるよ、ってお勧めしたいですね。アグを履くと、すごい身長が高くなって足長に見えますし。クッション性が良くて履き心地がいい。この履き心地の感触って他のブランドない、ホカ オネオネくらいしか。1ブランドとか決まったブランドばっかり履かれる方は何かちょっと試してみるっていうのも面白いのではないかと。やっぱり選択肢は増えるほうがまた新たな体験ができるんで。