CONVERSE PRO-LEATHER® #1 “Special Collaboration”
CONVERSE PRO-LEATHER®
40th ANNIVERSARY
1976-2016
CONVERSE PRO-LEATHER®
40th ANNIVERSARY 1976-2016 #1
Special Collaboration
コンバースの名品、“PRO-LEATHER”(プロレザー)の生誕40周年を記念して、スペシャルなコラボレーション企画が実現した。プロダクトのクオリティの高さは言うまでもないが、偶然にもコラボレーション関係者全員が76世代だったのだ。プロレザーと共に生まれ40年を過ごしたクリエイターとプロダクトを紹介する。
Photo: Kazumasa Takeuchi(STUH)
Edit &Text : Shin Kawase
Motofumi Kogi a.k.a. Poggy
(UNITED ARROWS & SONS)
小木基史/
ユナイテッドアローズ&サンズ ディレクター、バイヤー
INTERVIEW
——ユナイテッドアローズにとってコンバースとは、どんな存在ですか?
ユナイテッドアローズには、アメリカのカジュアルというもともとのベースに加えて、ヨーロッパのドレススタイルとモードをミックスするというテーマがあります。そのドレスメンバーがカジュアルに履くスニーカーとしてコンバースが存在します。ワードローブの中では絶対に欠かせない定番ブランドのひとつという存在です。
——コンバースの魅力とは何ですか?
僕が高校生の時に最初に買った復刻スニーカーが青リンゴと呼ばれているグリーンのコンバース。それからオールスターとジャックパーセルを買って、ヒモを変えて履いたりして。ベーシックだからこそアレンジを利かせられるというか…そこがコンバースの魅力ですかね。こういう感覚はコンバースから学びました。
——プロレザーの魅力とは何ですか?
ナイキのブレーザー、アディダスのジャバー、コンバースのプロレザー。1970年代を代表するバスケットボールシューズの名品のひとつですね。僕はあまりぼてっとしているスニーカーが得意じゃなくて、ラストが細くてソールの薄いスニーカーが好きなんです。プロレザーは、それらを満たしていてシルエットもいい。ファッションスタイルの中でも、すごくスタイリッシュに履けるところが魅力なんじゃないかなって思います。プロレザーは、僕が大切にしているポイント、「革靴的な感覚で履けるスニーカー」の一つです。
——コラボレーションに参加することになった理由は?
プロレザーが誕生したのが1976年で僕も76年生まれなんです。その後、ノンネイティブとネクサスセブンが参加すると聞いて…。ノンネイティブの藤井君、ネクサスセブンの今野君も同世代なんです。あんまりそういうタイミングってなかったので、これは面白いなと思って参加しました。そしたらミタスニーカーズの国井さんも76世代だった。なんか運命的なものを感じています。
——コラボレーションモデルの具体的な特徴は?
あくまでもユナイテッドアローズは、ノンネイティブやネクサスセブンとかのブランドと違って「セレクトショップ」です。だから、コーディネートに合わせやすいスニーカーということを一番に考えています。それに加えてちょっとトレンドが入っていること。なので実際パンツを履いた時にシルエットがきれいでよく見えるようにミドルカットにしました。アッパーのカラーは、去年ぐらいからストリートの中で結構ピンクのアイテムを取り入れるっていう流れがあるのでピンクにしました。アメリカのブランドとヨーロッパのテイストを入れてハイブリットした色合いが、この淡いピンクという感じです。
——どういう人に履いてほしいですか?
思春期にストリートカルチャーに影響を受けて、今はある程度大人になってる人たちに履いてほしいなと思ってます。
——SHOES MASTER読者に一言メッセージを。
やっぱりスニーカーマニアの人たちは、ミタスニーカーズとかでスニーカーを買うと思います。そういう(専門店やスニーカーショップ)人たちには僕たちは勝てない。僕らはあくまでもファッションとして提案できるスニーカーをこれからもリリースしていきたいと思うので、引き続きご期待ください。
UNITED ARROWS & SONS ×CONVERSE
PRO-LEATHER MID / &S
¥18,000+tax
販売店舗:UNITED ARROWS & SONS
INFORMATION: UNITED ARROWS & SONS
03-5413-5102
Tomohiro Konno
(NEXUSVII.)
今野智弘/ ネクサスセブン ディレクター
INTERVIEW
——ネクサスセブン、今野さんにとってコンバースとは、どんな存在ですか?
ネクサスセブンとしては、13年位前に初めてコラボレーションしたスニーカーブランドがコンバースなんです。個人的には、小学5年生の時に生成りのオールスターのハイカットを初めて履いて、卒業まで2年間で4足ぐらい履きつぶした思い出のブランドです。それからずっと愛用していて、現在所有しているスニーカーもコンバースが圧倒的に多いです(50足位)。
——コンバースの魅力とは何ですか?
自分たちのやっているブランドの根っこが古着とか、ビンテージにあるところがあったので、そのスタイルにすんなりと入り込めるブランドであること。どんな格好しても全部マッチしてくれるところがすごく魅力的かなって思いますね。あと、質でいうと加水分解しないので、長くずっと昔のものが残せてるというのもがすごく大きな魅力ですね。
——プロレザーの魅力とは何ですか?
ローカット、ハイカットのどちらでもいける珍しいシューズで、ファッションのスタイリングにしても合わせやすい靴であることですかね。ウエポンもすごく好きで何色も持っているんですけど、どうしても細いパンツだと、足元にボリュームが出過ぎてしまって、少し太めのチノパンとかで、ほどよく隠しながら履かなきゃいけない。プロレザーは、ラストが狭く、パンツの丈も細さも気にせずに、どんなパンツでも履けるっていうのも魅力ですね。
——コラボレーションに参加することになった理由は?
ネクサスセブンが15周年というのが一番大きい理由ではあったんですけど、生まれ年の学年と40周年っていうのが重なったというところでも、ちょっと縁を感じて参加しました。僕も76世代の一人なので。
——コラボレーションモデルの具体的な特徴は?
コンセプトは、1940年代にコンバースが米軍に納品していたミリタリーのトレーニングシューズ。それも支給されるものより、オフィサー版というか、ちょっと上級者向け。特徴としては、シェブロンの形をオリジナルと全く同じにするために1976年のオリジナルを海外のオークションで落として手に入れて頂いて忠実に再現しています。あと、星の縫い方も今ではありえない一筆書き風に縫ってもらっています。あと、アッパーのスエードレザーがちょっと履くだけでもいいシワになるんです。だから経年変化も楽しめて、履けば履くほど味が出てくる一足になっています。
——どういう人に履いてほしいですか?
ネクサスセブンの常連のお客さんはもちろんですが、ちょっと年齢が上の方とか、普段あんまりコンバースを履かない方、ミリタリー好きな方にも履いてほしいですね。
——SHOES MASTER読者に一言メッセージを。
このコラボレーションモデルをきっかけにネクサスセブンを知ってもらえたらいいですね。今回はディテールなどにもこだわっているので実際に手に取って見て頂けるとうれしいです。
NEXUSVII.×CONVERSE
PRO-LEATHER OX / NVII
¥24,000+tax
販売店舗:NEXUSVII.WEB SHOP: NEXUSVII.JP、NEXUSVII.取り扱い店舗、mita sneakers
INFORMATION: NEXUSVII. 03-5771-4776
Takayuki Fujii
(nonnative)
藤井隆行/ ノンネイティブ デザイナー
INTERVIEW
——ノンネイティブ、藤井さんにとってコンバースとは、どんな存在ですか?
弊社のお店、“vendor”(ベンダー)でコンバース アディクトを販売させてもらっています。個人的には、初めて買ったスニーカーがオールスターの赤のハイカットでした。それが小学5年生の時です。ハイカットが好きなので、ジャックパーセルよりも断然オールスターですね、僕は。
——コンバースの魅力とは何ですか?
何ですかね…説明不要で絶対的に存在するものっていう感じですね。多分、僕らが死んでもある。個人的には、オールスターのハイカットのデザインを超えるデザインはないと思っています。
——プロレザーの魅力とは何ですか?
バスケットをやっていたので僕の中では、バスケットボールシューズの一つです。プロレザーは、ボリュームがあるウエポンと違ってシュッとしてるので、どんなパンツでも合わせやすいところですかね。古着っぽく履くならプロレザーって感じで、いわゆるスタイリッシュに履けるのが魅力なんじゃないかなって思います。
——コラボレーションに参加することになった理由は?
僕と同じ1976年生まれだったことです。あと、オールスターやジャックパーセルは色々なブランドが別注をやってますけど、プロレザーは見たことがなかった。なんか誰もやってないっていうことにピンとくるものがあって…。ファッションスタイルも合わせやすいし、スタイリッシュだし。あと、ハイカット好きっていうのもあって参加を決めました。
——コラボレーションモデルの具体的な特徴は?
スニーカーを革靴っぽいポジションに持っていくっていうのが僕は好きなので、革靴っぽくするためにアッパーの素材を毛足が長いスエードにしています。あと、スポッと履けるミリタリーブーツがテーマなのでスリッポン感覚で履いてもらうために紐を取っても履けるようにエラスティックスゴムを入れてあります。普通に履きたい人は普通に履いて、外したい人は外して履いてもらえる、というのが特徴ですね。
——どういう人に履いてほしいですか?
いわゆるスニーカー好きな人にも履いてほしいですが、モードっぽい洋服を着てる人とかにも合うと思うんです。3色展開で選択肢も多いのでぜひ試してみてほしいですね。
——SHOES MASTER読者に一言メッセージを。
ランニングシューズもいいですが、たまには、こういう革靴っぽいバスケットシューズもどうかな?と思って作っています。
nonnative ×CONVERSE
PRO-LEATHER HI / NN
¥20,000+tax
取り扱い店舗 vendor、
ROOTS to BRANCHES(WOMENSのみ)、
COVERCHORD、White atelier BY CONVERSE、
ISETAN MEN’S2F、A + S
INFORMATION: vendor 03-6452-3072
CONVERSE PRO-LEATHER®
40th ANNIVERSARY
1976-2016
Special Collaboration
INFORMATION
コンバースインフォメーションセンター 0120-819-217
http://www.converse.co.jp/