New Project “HUMMEL HIVE”
hummel of the Danish brand
New Project “HUMMEL HIVE”
デンマークのスポーツブランド・ヒュンメルが、2016年より新たなプロジェクトをスタートさせたことをご存知だろうか。その名は、“HUMMEL HIVE”(ヒュンメル ハイブ)。過去と現在、またスポーツとスタイルの融合を目的としたヒュンメルにおける最上級のプロジェクト。今までのイメージを一新するその全貌を紹介する。
Edit &Text : Shin Kawase
Representation from Japan
HUMMEL HIVE × mita sneakers
ヒュンメル ハイブは、スポーツやサブカルチャーへの情熱を注ぐアーティスト、デザイナーが集まって、アーカイブからの復刻品、プロジェクトモデル、コレクションモデルをリリースしている。日本からは、ヒュンメル ハイブのコンセプトに賛同したミタスニーカーズの国井栄之氏が参加。一緒に取り組むに至った経緯を聞いた。
Photo: Kazumasa Takeuchi(STUH)
ヒュンメルはミタスニーカーズでも以前から取り扱っていたんですけど、僕はまったくノータッチだったんです。ブランドとして歴史もあって北欧市場でポピュラーと聞いていたのですが、日本での展開は正直それに至っていなかったと思うんです。グローバル戦略と日本の戦略とでは大きなズレがあるというか…。だけど、旧知の仲である人物がヒュンメルの日本チームに入って、さらに新しくヒュンメルハイブというグローバルプロジェクトが始まることを聞いて興味を持ちました。でもコラボレーションを進めるにあたって、インターネットやSNS等の発達で世界中とリアルタイムに繋がれる時代に以前のようなローカル規模だったら興味はなかった。そしたら日本チームのスタッフがヒュンメルの本国スタッフと直接会う機会を作ってくれたんです。デンマークからわざわざ上野まで来てくれてフランクに色々な話をしました。表面的な世界プロジェクトを展開するブランドも増える中、世界のキーアカウントの情報もネットワークもちゃんと持っていたし、今後の展開について確かなビジョンも持っていて、ローカルではなく、グローバル連動で参加して欲しいと言われたんです。こういうプロジェクトを始める時って実際会って喋らないと絶対に上手くいかないんですよね、人と人との部分が強いので。ヒュンメルは、本国スタッフとも人と人とでちゃんと繋がれたから、じゃあやろう、ということになったんです。それから今まではノータッチだったんですけど個人的にも真剣に取り組むことに決めました。
——ミタスニーカーズにとってヒュンメル ハイブとは、どんな存在なると思いますか?
スニ―カーは世界の共通言語だと思っていますが、実際リードしている国は、アメリカ、ドイツ、日本のスポーツブランドが主だったりするけど、ヒュンメルはデンマークで今回提案するのはレトロランニング。レトロランニングというカテゴリーはある意味、普遍的だと思うんですよ。でも一過性の大きなムーブメントの影響で「今、流行っている、来年は流行っていない」という感じに流行り廃りだけで判断しているお店もある。
僕はその価値観が本当に嫌いなんです。「良いモノは良い」ので、継続進化しながら提案し続けるべきだと思っているんです。だからミタスニーカーズでは変わらず良いと思うレトロランニングは提案していくつもりです。その中でヒュンメル ハイブのレトロランニングは誰も見たことがなかった存在でレトロランニングの普遍性や可能性を拡げるための起爆剤的な存在になればと思っています。
——ヒュンメル ハイブの魅力とは?
ヒュンメル ハイブに携わっているスタッフに可能性を感じているのと、プロジェクトの自由度にも魅力を感じています。あと、なにより僕ら自身が楽しんでやっているところですね。今後どうなって行くかわからない未知数な所こそが最大の魅力であり、それがグローバル連動で動いていくのが面白いですね。
——コラボレーションモデルにマラソナを選んだ理由は?
一年位前にグローバルチームが上野に来てくれた時にマラソナ(絵型)のTシャツを着ていたんです。それがメチャクチャ恰好良くて、「そのモデルは何?」と聞いたらマラソナだったんです。それですべてが決まりました。理屈でなくまさに直感ですね。
——読者にメッセージを一言。
ヒュンメルを知らいない人、ヒュンメルって聞いたことはあるけど…というヒュンメルを履いたことがない人にこそ、ぜひ履いて欲しいですね。もちろん以前にサッカースパイクを履いていた世代や、ずっとヒュンメルが好きな方々にも履いて頂ければ本当に嬉しいですけど。
HUMMEL HIVE
MARATHONA OG MITA
“Smørrebrød”
“mita sneakers”
1983年に誕生したランニングシューズ“MARATHONA”(マラソナ)がベースモデル。デンマークの伝統的な料理のひとつ、オープンサンドイッチ“Smørrebrød”(スモーブロー)からインスパイアされたカラーリングを採用。シューホールガード(前足部)のアンダーレイヤーはパンチング加工にしてシュータンの織りネームは脱ぎ履きを容易にするシュータンタブを採用。アーチサポート、安定性、クッション性を向上させたカップインソールを搭載。ランニングシューズの隠れた名品をブラッシュアップし再構築を遂げた逸品。
HUMMEL HIVE
MARATHONA OG MITA
“Smørrebrød”
“mita sneakers”
¥15,000+tax
(12月10日発売)
mita sneakers 03-3832-8346
www.mita-sneakers.co.jp
BEAMS JAPAN 03-5368-7300
www.beams.co.jp/beamsjapan
What is MARATHONA ?
“MARATHONA”(マラソナ)は、1983年に誕生し、好セールスを記録したヒュンメルを代表するランニングシューズ。アッパー素材に通気性と軽量性に優れたメッシュや個々の足に馴染むスムースレザーを採用。サイドパネルに取り付けられたベンチレーションホール(通気口)が快適な通気を確保し、クッショニング性を向上させたソールユニットを搭載。残念ながら日本ではあまり知られていないが、80年代当時のヨーロッパでは、多くのシリアスランナーからの高い評価を得た名品である。
HUMMEL HIVE Project
ヒュンメルハイブは、90年以上に渡るアーカイブの中から、オリジナルの持つデザイン、機能、ストーリーと共にプロダクトを復刻。日本、コペンハーゲン、ロサンゼルス、ミラノ、ベルリン、パリのショップでリリースされ世界のスニーカーファンの注目を集めている。 4月に発売されるとすぐにソールドアウトしたモンキータイムのマラソナが記憶に新しい。
MONKEY TIME
HUMMEL J ASKEBY MARATHONA
424 X STORM
MARATHONA II
HUMMEL HIVE
2017 SPRING/SUMMER SELECTION
ヒュンメル ハイブの2017年春夏コレクションが届いた。ヒュンメル ハイブのシーズンコレクションはデンマークのスポーツデザインを再定義することを目的とし、ミニマルなクラシック感に新たな機能や進化を加え、発展させたプロダクトがラインナップしている。
MARATHONA OG
¥15,000+tax
MARATHONA
BLU ,GRY
¥15,000+tax
MARATHONA II PREMIUM
WHT
¥15,000+tax
STADIL RMX LOW
¥13,000+tax
PERNFORS
¥15,000+tax
hummel of the Danish brand
New Project “HUMMEL HIVE”
INFORMATION
HUMMEL HIVE
0120-50-7789 (エスエスケイお客様相談室)
www.hummel.co.jp