2014 | 09.07 | Sun | 06:03

「1999年、GRAVISが与えた衝撃」

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via SMweb special
GRAVIS OG Collection 2014 Fall & Winter
Long-awaited revival!
CENTURY(1999) mid&TARMAC(2000)Limited model
 

老舗スノーボード専門誌
SNOWSTYLE元編集長が語る、
「1999年、GRAVISが与えた衝撃」
 

 

BURTON がスニーカーをリリースする。そんなニュースが駆け巡ったのは、今から約15年ほど前の
1998年頃のこと。当時スノーボード専門誌「snowstyle」の編集部員だった筆者にとっては、
半信半疑のニュースだったことを覚えている。例えスノーボード業界ナンバーワンのブランドとはいえ、
それは決して簡単でないことは容易に想像がつくからだ。当時のスノーボーダーたちの足元の多くが
スケートシューズだったとはいえ、彼らにすんなり受け入れられるかどうかはまた別のこと。
逆に中途半端なものを提供してしまったら、本体に傷をつけることにもなりかねない。


 
そんな中、「GRAVIS」という存在は、まさに衝撃でしかなかった。今見てもなお魅力的な
スタイリングやカラーはもちろんのこと、アフタースノーボーディングというコンセプトに基づいた
イージーオン・オフ、滑りにくいソールグリップなどの機能は、開発にライダーの意見をフィード
バックするBURTONらしいディテールで、スノーボーダーの心をあっという間に鷲掴みにした要因でもある。
スノーボードの世界では、「足回りはBUROTN なら間違いない」と言われていたほど、ブーツ開発では
他の追随を許さないR&Dを誇っていた。それだけに、まさにGRAVISのデビューは、面目躍如の
完成度だったのである。とかくスノーボードをはじめとするアクションスポーツの世界では、デザインだけが
良くても売れてはいかない。ライダー、カルチャー、背景とすべてが揃ってはじめて認められるのである。
GRAVIS がその後、広く一般的に支持されるまでに成長し、今も多くのファンを持つことは、まさに本物で
あるというその証に他ならない。
あれから15年が経過した今、GRAVIS の積み重ねてきた歴史を思うとともに、名品が復刻するという
ニュースに立ち会えたこともまた、うれしい衝撃である。
磯浩民(元SNOWSTYLE編集長)
 
via
SMweb special “GRAVIS OG Collection”
http://special.shoesmaster.jp/contents/0048.html

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