2016 | 06.07 | Tue | 07:18

King of Running Shoes Brand “BROOKS” #1

このエントリーをはてなブックマークに追加

 
via
SHOES MASTER Vol.25 page_146-147P
King of Running Shoes Brand
Potential of BROOKS & BROOKS HERITAGE Part2
Photo: Osamu Matsuo (STUH)
 

~1914年に誕生した、
アメリカのランニング専門店シェアNo.1ブランドの潜在能力~
 

アメリカ人では知らない人はいない老舗ブランド“BROOKS”(ブルックス)。東京都内のスニーカーセレクトショップで面白いことが起きている。それは最新のパフォーマンスシューズと復刻版のヘリテージを一緒に販売しているのだ。これは今まであり得なかったこと。今回はあえて新旧織り交ぜて紹介する。

01
2016
PURE FLOW 5
パフォーマンスカテゴリー人気ナンバーワンの“FLOW”(フロー)の最新モデルで軽量なランニングシューズ。衝撃からのクッションと加速への反発、2つの作用を流れるようにこなす軽量クッション素材、DNAライトクッションを搭載している。街履きとしても充分使えるスタイリッシュなルックスが特徴。¥10,000+tax
 
 

06

About “BROOKS HERITAGE”
ブルックスは、ランニングシューズしか作らないランニングシューズブランドである。したがってスニー カーラインやライフスタイルカテゴリーなど存在しない。ブルックスにあるカテゴリーは、過去のランニングシューズを復刻させる“BROOKS HERITAGE”(ブルックス ヘリテージ)だけである。
 
 

ブルックスが数多くのランナーに選ばれる理由とは

2007年12月にラスベガスマラソンに参加して以来、年に最低一回はアメリカ文化圏でのロードレースに参加している。グローバル化という単語が頻繁に飛び交う現代だが、ランナーのギア選びに関してはお国ぶりが見られ、アメリカと日本ではかなり違いがあった。そんな状況下で、いつも感じていたのが、「アメリカではブルックスのランニングシューズを履いているランナーが多いなぁ」ということ。年々同ブランドの着用率は上昇していったが、その理由が気になって、2010年のポートランドマラソンの際に何人かのランナーに「ブルックスのどこがいいの?」と思い切って聞いてみた。その答えは「ランナー目線でプロダクトが開発されているから」「奇をてらったテクノロジーよりも地に足のついたモノづくりを実践しているから」 「自分が通っている地元のランニングプロショップでの取り扱いが充実しているから」といったものであり、そのころにはブルックスのランニングシューズを何足かトライしていたので、彼や彼女らのコメントに対して、妙に納得した記憶がある。現在ブルックスはアメリカのランニングプロショップにおける業態でNo.1セールスを記録しているが、アメリカにおけるランニングプロショップは単なる物販の場ではなく、イベントを開催したり、ランナーの情報交換の場になっていることから、このルートでシェア1位を記録しているのは、とても大きな意味がある。一方でブルックスはヴァンテージやチャリオットといった過去の名作を現代に蘇らせたブルックス ヘリテー ジも展開しており、こちらもカジュアルシーンで人気となっている。このよう にブルックスはアメリカにおいてパフォーマンスとカジュアルの両面で確固 たるポジションを築いているので、日本で考えられているよりメジャーな存在で、誰もが知るブランドとなっている。
解説:南井正弘
 

INFORMATION |
ブルックスヘリテージ カスタマーサービス 0800-800-2380
http://www.brooksrunning.co.jp/

pagetop