HIKO MIZUNO GRADUATION WORKS SHOW 2016
河瀬です。
先週末、編集部が創刊時から取材をしている
ヒコ・みづのジュエリーカレッジ(シューズコース)の
卒業制作の展示が東京・青山のスパイラルホールで
開催された。
ヒコ・みづのといえば、
シューズ業界に多くの卒業生を送り出している
名門シューズ専門学校。
授賞式に近い時間になると
もの凄く混むので早い時間に行って撮影。
今年も卒業生の
数多くの力作が展示してあった。
既存の固定概念にとらわれず、
自由な発想から生まれることの大切を
改めて痛感する。
卒業生のみなさん、
お疲れさまでした。
授賞式が始まって最後に
グランプリが発表された。
グランプリを受賞したのは、
FREE REGULATION~サイズという概念を無くした新しいシューズ~
というテーマでシューズを製作した
吉田卓巳さん(シューメーカーマスターコース)。
FREE REGULATION
~サイズという概念を無くした新しいシューズ~
人の足にはそれぞれ「SIZE」が存在する。
足の大きい人、小さい人。
幅が広い人、狭い人。
自分の足にあった靴を見つける事は、難しい。
あなたが履いている靴は、本当に足に合っていますか?
この靴は、独自の構造により「SIZE」を自由に調節すること
が可能である。それによって今までの靴に足を合わせていたが、
これからは足に靴を合わせることができる。
そんな「SIZE」という概念を無くした靴。
それが『FREE REGULATION』
以前にも本誌で書いたが、
シューメーカーコースの学生は、
シューズの製作だけではなく、
普段からシューズのコンセプトとデザインをまとめた
プレゼンシートを作成している。
さらに「東京バルカナイズド」では、
ブランドロゴやパッケージ、ポスターやDM、店内ディスプレイに
至るまでの全てをプロデュースして販売するなど、
多岐に渡ってそのスキルを磨いている。
現在お付き合いをしているメーカーの担当者にも
ヒコ・みづのOBが多数存在するし、
デザイナーとして取材した卒業生も何人もいる。
彼らの未来に期待したい。
About ヒコ・みづのジュエリーカレッジ
渋谷にある創立51年の専門学校。「シューメーカーコース」は2004年に設立。革靴・スニーカー・パンプス・ブーツなど、あらゆる分野の靴のデザインと製作を学び、海外のさまざまな有名靴ブランドや教育機関の協力のもと、国際的に活躍できるシューメーカーを育成している。