2017 | 12.29 | Fri | 17:00

“Kaepa” AMERICAN FEATURE SPORTS

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1985年に日本初上陸後、
絶大な人気を誇ったケイパの
フットウェアが復活した。

本誌(9/30売)で掲載した
ケイパの記事を紹介する。

 

SHOES MASTER Vol.28 page_188-189
Kaepa
AMERICAN FEATURE SPORTS
Photo: Kazumasa Takeuchi(STUH)


Kaepa 1250
WHT/GRY, BLK/WHT
 

Love Sports !
Setting Your Perfect Lifestyle.
1975年にアメリカで誕生し、1985年に日本初上陸後、絶大な人気を誇った“Kaepa”(ケイパ)のフットウェアが復活する。ケイパといえば、ダブルデルタロゴをアッパーサイドに配したフィットネスシューズが大ブームになった ブランド。あれから約30年、日本国内で再始動するケイパを取材した。
 
 




Kaepa 1250
独自に開発されたダブルレースシステムや取り外し交換可能なダブルデルタロゴが衝撃的だったオリジナルモデルがついに復刻した。シューズボックスも当時のデザインが再現されている。取り外し交換可能なダブルデルタロゴは、ケイパ創設者であるアダムスの二人の娘をモチーフに三角の躍動的なイメージでデザイン。“Kaepa”のブランド名も二人の娘“Mikaela”と“Paula”の名前を結合して付けられている。¥8,900+tax
 
 


1985年当時シューズに同封されていた説明書。
ダブルレースシステムをより効果的に使用できる
ようにシューレースの結び方が写真入りで解説されていた。
 


1962年、のちにケイパの創設者となるトム・アダムスは、テニスのプレイ中に突然シューレースが切れ、とっさにアッパー部分をナイフで切りシューレースを前後それぞれ別々に結びプレイを続けた。これが意外にも従来の一本レースのシューズよりもしなやかに動けたという。このエピソードが同ブランドの 原点である。そして1975年にダブルレースシステムを始めとした新機能を結集したテニスシューズを展開するブランドとしてケイパ社が誕生。80年代後期にはダブルデルタロゴをアッパーサイドに配したフィットネスシューズが大ブレーク。日本でもこのモデルはヒットしたが、その理由が独自のレーシングシステムによる快適な履き心地とロゴピースを簡単に交換でき、自分好みのカラーリングにカスタマイズできたこと。こうしてケイパのフィットネス シューズはエアロビクスからストリートまで幅広いシーンで着用され、リーボック やアビアといったブランドとともに当時のフィットネスシーンをリードする存在となったのである。そして2017年、この伝説のケイパのフィットネスモデルが復活する。交換可能なデルタロゴピースのディテールは、1980年代後期 から1990年代初頭に青春時代を過ごした人々には懐かしさを与えるとともに、現代のヤングジェネレーションには新鮮に映ることだろう。
解説:南井正弘
 
INFORMATION |
DOSHISHA CORPORATION FOOTWEAR DIV. 
03-6408-5584
 
 


Kaepa 1250
“G-FOOT SHOES MARCHE”
Limited Color
復刻モデルとは別にジーフットのネットショップ
“G-FOOT SHOES MARCHE”(ジーフットシューズマルシェ)
限定カラーが発売される。
サイズレンジは25.5~27.5センチで3色展開。
WHT/WHT, WHT/NVY, BLK/BLK
 
G-FOOT SHOES MARCHE
https://www.g-foot.jp/feature_pages/kaepa_new
 
 

About Kaepa
Kazuhiro Nakada (G-FOOT SHOES MARCHE)
Interview
株式会社G-FOOT
イーコマース事業部 EC運営グループ
中田和宏
 

――限定モデルとしてケイパを選んだ理由を教えてください。
ケイパは1980年代に世の中のトレンドで、オーソドックスなデザインでデル タロゴがすごく印象にあり、自分自身も20代の頃履いていました。今はバ イヤーの仕事に就き、同年代の方々に懐かしさをもってまた履いてもらいたい、という思いと、当時履いていた方々の子供にも履いていただき、親子の 繋がりを持ってもらえたらと思い選びました。

――ケイパの魅力はどこにあると思いますか? ベーシックなデザインで汎用性が広く、このデルタロゴで個人好みの色合 わせができたり、その日の洋服、カバン、気分などで色を変えられたりするの は他にない靴だと考えています。

――今後のケイパに期待することは?
昔からあるブランドの原点を残しつつ現代風にアレンジを加え、これからは 新たな歴史を作ってほしいです。

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