2019 | 06.28 | Fri | 05:21

About K・SWISS Voice of sneaker shop “IKEDAYA KUTSUTEN” 2018 Interview

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ケー・スイスでもうひとつ。
ケー・スイスは、異なる二つのファン層が存在する
極めて稀なブランドなのである。
 

東京都内で最もケー・スイスを
売っているショップのひとつで
ケー・スイスを知り尽くしたイケダヤ靴店の
正藤店長にインタビュー取材を昨年行った。
その記事を改めて紹介する。

 

Voice of sneaker shop
IKEDAYA KUTSUTEN
About K・SWISS

1966年、世界で初めてオールレザーのテニスシューズを作ったことでも有名なケー・スイスには、異なる二つのファン層が存在することをご存知だろうか?1980年代に日本でも爆発的な人気を博し、圧倒的なセールスを記録したクラシック世代と、2000年代にブレイクしたKSL 02世代。異なる二つのファン層が存在する稀有なブランドの魅力と今を知るために東京・上野のイケダヤ靴店を訪ねた。

 

About K・SWISS
Kouhei Masafuji (IKEDAYA KUTSUTEN)
Interview

イケダヤ靴店 店長兼商品マネージャー
マーチャンダイザー&プレス
正藤光平

 

–––ケー・スイスをいつ頃から展開されていますか?
12~13年前から置かせてもらっています。僕は今30代半ばでいわゆるケー・スイスのクラシック世代(40代後半~50代前半)ではなく、ヒップホップシーンでも支持されたKSL 02世代(20代後半~30代)なんです。でも僕はクラシックが好きで学生時代から履いていたんです。お店でクラシック世代の方を接客することが圧倒的に多いので、逆にお客さんから「ケー・スイス クラシックは本当にいいぞ!」と何度も逆にプレゼンされて(笑)、更に好きになっていったんです。ケー・スイスは昔から履き続けて頂いている顧客さんが多く、イケダヤ靴店にはなくてはならないブランドのひとつなんです。

 

–––人気のモデルを教えてください
クラシックシリーズ、KSL 02の両方売れていますね。クラシックは、クラシック 66(日本製)とクラシック 88のどちらも好調で、クラシック 88人気カラーの順番は、トリコロール、ブルー、ホワイト、ブラウン、ブラック。うちの場合、顧客さんが多いのでホワイトは持っている方がほとんどなので、トリコロールやブルーをお勧めすると買われていくんです。あと、ブラウンを買う方だけは、不思議とブラウン以外は履かないんですよ。先日も地方からブラウンをわざわざ買いに来られてブラウンを2足買って帰られました。

 


Classic 66 JPN
¥18,000+tax
 


Classic 88
¥9,800+tax
 


KSL 02
¥7,800+tax

 

–––支持される理由はどこにあると思いますか?
クラシックという名前の通り、変わらない普遍的な良さがあり、10年後、20年後も履ける本当のクラシックであること、ですかね。アッパー素材にいい質感のレザーを使いながら、ラバーのソールを縫い付けてあって丈夫ですし10、20年と履いてらっしゃる方も多いです。親から子へ伝えていく伝統みたいな感じで、店頭でお父さんが子供に勧めて親子で購入していかれる方も多いんです。

 

–––購入する方に特徴などはありますか?
クラシックに関しては、断然クラシック世代が多いですが、大学生や60代位の方もよく選んでいかれるんです。そういう意味では年齢層の幅が広いですね。ファッションは年齢層を問わず、オーソドックスな感じの方が多いですかね。KSL 02世代は30代が圧倒的で、ファッションスタイルも太いパンツを履いているヒップホップスタイルの方が多くて、ちょっと個性的な方になりますね。ケー・スイスは、ひとつのブランドではめずらしく、異なる二つのファン層が存在する稀有な存在がなんです。あと、アディション バルカは、普通に10代後半から20代前半の方によく売れますね。でも選んで行かれる方はほとんどケー・スイスを知らない世代の人ですね。あっ、そしたら三層に分かれている本当に稀なブランドになりますね。

 

–––今後、ケー・スイスにどんなことを期待していますか?
ケー・スイスが大好きでずっと履いている顧客さんに対して、ずっとその人にとってのスタンダード“クラシック”であり続けて欲しいです。なのでケー・スイスには、新しいことにチャレンジしつつ、こだわりを持続しながら良い意味で変わらないブランドでいて欲しいです。

 

–––今後、一緒に取り組む予定はありますか?
クラシックのキャンバスモデルは、オールシーズン履けて、レザーシリーズとともに10年後、20年後も定番で在り続けられるアイテムが欲しくて、イケダヤ靴店から提案させて頂いたんです。必要だと感じたら意見を言える関係にあるので、これからも提案しながら一緒に取り組んでいきたいですね。
 

イケダヤ靴店
東京都台東区上野4-5-2
11:00~20:30
03-3832-0248
http://www.ikedaya-shoes.co.jp/

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