2020 | 03.09 | Mon | 05:23

DESCENTE GLOBAL FOOTWEAR Triathlon Shoes“DELTA TRI OP” Now On Sale!

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via
SHOES MASTER
Web SPECIAL
 

ウェブスペシャルで特集した
デサント初となるトライアスロンの
専門シューズが発売されている。
 

構想から丸3年。
試行錯誤を繰り返しながらも
驚異的なスピードで完成した
プロダクトの全貌をあらためて紹介。
 


このシューズの大きな特徴は、
アッパーの外側と内側をひっくり返した
構造にしてあること。
 

なぜなら、トライアスロンで使用する時は
裸足で履くため、少しの凹凸で足が痛くなり、
それがストレスになり、怪我にもなるため。

なので、逆転の発想で本来内側にあったのを
すべて外側に反転させてある。
 

 
レーザーカットしてテープで接着縫製する
縫い目がない構造は、水沢ダウンやオルテラインと
同じ考え方を活かして作られている。

そして素材は、エンジニアドメッシュを
採用してあるので排水性がよく軽く仕上がっている。
その排水性は、DISCの人工降雨機によって
何度もテストを繰り返し完成。

 

ミッドソールは、デルタシステムという
3つの異素材をコンビネーションすることによって、
高い推進性を得るというコンセプトで構成。

着地の際に反発して推進力があるカルボという
曲がるプレートが入っていて(カーボンは曲がらない)、
全接地型になっているので、前足部で着地する
フォアフット走法でもミッドフット(中足部)でも
走り方を選ばないオールラウンドタイプなのが
特徴となっている。

 

アウトソールは、イノヴェイトで使われいてる
グラフェンをトライアスロン用に改良。

グラフェンとは、2010年度のノーベル物理学賞を
受賞した新素材で、柔軟かつ伸縮性があり、強さが鋼鉄の
100倍もある、今もっと注目されている素材のひとつ。

普通であればもっとラバーを分厚くしなければならない所に
グラフェンを配合することですごく薄くでき、軽くできている。
 

インソールは、反発性を出しながら、
ストレスのない生地を採用。

さらにパンチングを開けることで、
上から水が入ってもインソールの下に流れて、
アウトソールに抜けていく構造になっている。

「勝つための一足」という目的で作ってあるので
トライアスロン、トライアスリートが求めるものが
全部入った一足に仕上がっている(3色展開)。

 

“DELTA TRI OP”
¥18,000+tax
 


 
本モデルは、
東京・神宮前(明治通り沿い)にあるデサントの
旗艦店で販売されている。
 

DESCENTE TOKYO
東京都渋谷区神宮前 6-19-21
03-6804-6332
11:00~20:00
DESCENTE TOKYO MAP

 

編集後記
デサントのシューズチームがついに動き出した。トライアスロンの強豪として知られるスイスチームと契約し、2020年の東京オリンピックでメダル獲得を目指す。その情報を聞いた時、やっとこの時が来たかと胸が躍った。なぜなら、日本が世界に誇る三大スポーツ用品メーカーのアシックス、ミズノ、デサントの中で、唯一、パフォーマンスシューズの開発をしていなかったデサントが本格的に参入してきたからだ。デサントのテーマは、“Design that moves”(あなたを動かす、すべてになる)。アスリートファーストの考えのもと、取材したDISC(研究開発拠点)では、アスリートと共に一秒でも速く走るためだけの最終テストが行われていた。そこには一切の妥協はなく、スポーツアパレルの雄がシューズの雄にもなるべく本気を出す泥臭く必死な姿があった。構想から丸3年。ついに完成したプロダクトは、世界タイトルマッチ前のボクサーのような、無駄のない究極のフォルム。まさにこれが極限の機能美なのだろう。それは、2008年にスタートした水沢ダウンを初めて見た時の衝撃と同じだった。デサントにしかできない、デサントならではの一足。まだまだ未知数ではあるが、夏のお台場が楽しみだ。
SHOES MASTER & Runners Pulse
プロデューサー
河瀬 真

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