ASICS SportStyle GEL-SONOMA 15-50 Sell Well
via
SHOES MASTER
Web SPECIAL
Photo: Soma Doi(STUH)
アシックスといえば、
本誌春夏号とウェブスペシャルで紹介した
トレイルとクロスカントリーのハイブリッドモデル、
ゲルソノマ フィフティーン-フィフティーが
好セールスを記録しているらしい。
担当者インタビューをあらためて紹介する。
About GEL-SONOMA 15-50
Yoshihiro Goshono (ASICS)
Interview
御所野 良紘 / アシックス
–––まず2022年春夏のシーズンテーマとメーンモデルを教えてください
コンセプトは、“Better Connection”(ベターコネクション)。自然との繋がり、人との繋がり、色んな繋がりがグローバルのモノ作りのテーマになっています。長引くコロナ渦において、外に出たいマインドは強くなり、アウトドア、キャンプ熱はすごいものがある。最近では東京だけじゃなく、ヨーロッパの一部でもトレイルシューズを街で履く人が増えて、当然、山やキャンプでも需要が高まっているという話を聞いています。2022年春夏で一番の主軸になるのが「自然との繋がり」というテーマに一番分かりやすく繋がっている“GEL-SONOMA 15-50”(ゲルソノマ フィフティーン-フィフティー)になります。
–––ゲルソノマついて教えてもらえますか?
ゲルソノマは、2014年にリリースされたトレイルランニングシューズでヨーロッパを中心に展開していたので日本国内では馴染みが薄いと思います。日本国内だと、ゲルベンチャーやゲルトラブーコなどが主軸になるので、アシックスのトレイルカテゴリーの中でも割とニッチなモデルになるかも知れません。
–––なぜそのゲルソノマをメーンモデルに?
ゲルソノマはエントリーモデル(初心者向け)で、本格的なトレイルシューズとしての機能に特化し過ぎず、ライフスタイル用に汎用性を持たせやすいポジションです。さらに全体的なシルエットのバランスも良く、デザイン面でも現代にフィットする感じがあった。あくまでもライフスタイル用なので、あまりスペックを沢山載せてしまうと本格的なトレイルシューズの見え方になってしまいますし、丁度いい具合だったんです。ゲルソノマはハイスペックではないけれど、軽量性、クッション性のふたつの機能性のバランスが良いので、街履きに適しているんじゃないかと思って選びました。
–––メーンモデルとなるゲルソノマ 15-50について教えてください
2014年にリリースされたトレイルランニングシューズのエントリーモデル(初心者向け)、初代ゲルソノマのアウトソールを使用して、15-50(フィフティーン-フィフティー)というクロスカントリー用スパイクのアッパーを載せた、トレイルとクロスカントリーのハイブリッドモデルのスポーツスタイルシューズになります。
アウトソールのツーリング機能としては、FLYTEFOAM™ PROPELという軽量性もあり、クッション性、反発性もある素材をミッドソールに使っているので、見た目の割にはものすごく軽いです。さらに跳ね返るようなクッション性を感じてもらえる。ここが汎用性の中でも結構重要なポイントなのかなって思っています。あと、AHARPLUS™というラバーを踵部分に使っていて、通常のラバーよりも耐摩耗、減摩耗に強い素材なので、ソールが減りにくいです。ラギッドな意匠のアウトソールはアシックスの対活性試験をクリアしているので、しっかり地面をつかむような滑りにくさもあると思います。
–––アッパーの特徴は?
クロスカントリーは、すごい荒れ地を走ったり、水たまりも行ったりする激しいスポーツなので、まず水が入ってそのまま抜ける通気性がすごく重要なため、メッシュの穴が大きいです。パフォーマンスシューズとほぼ同じ大きさになっていて、薄さだけはライフスタイル向けにオープンメッシュに変えています。あと、特徴的な所でいうと、シューレースを締めると、包み込むようにその人の足の甲の所に沿って紐と連動して足全体がキュッと締まります。このサポート性はクロスカントリーシューズならではの特徴ですね。
–––カラーリングについて教えてください
今回のテーマがベターコネクションで「自然との繋がり」がポイントになるので、クロスカントリー、トレイルで行く山から見た自然の景色がカラーに落とされています。メインカラーは夏の空をイメージしてブルーがメインの配色になっています。
GEL-SONOMA 15-50
WOOD CREPE / CREAM, LICHEN GREEN / DRIED LEAF GREEN
¥12,100
–––作り手としてどんな人にゲルソノマ 15-50を履いて欲しいですか?
街履きでもいいですが、簡単な山歩きなど、両方で使えるので、ぜひこの機会にお試し頂ければうれしいです。あと今回はアシックススポーツスタイルということでファッションの一部として提案していますけど、アシックスが今まで培ってきたテクノロジーが沢山詰まっているので、そこも一緒に感じてもらえたらと思います。
ASICS SportStyle
https://www.asics.com/jp/ja-jp/