2022 | 07.16 | Sat | 07:07

PUMA “SLIPSTREAM LO BEAST MIJ” 7/16(Sat)Release!

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via
SHOES MASTER
Web SPECIAL
Photo: Soma Doi(STUH)
 

ウェブスペシャルで特集した
スリップストリーム ロウ ビーストMIJが
本日、7月16日(土)から販売がスタートする。
 

SLIPSTREAM LO BEAST MIJ (2022)
¥35,200
 
本モデルの詳細については、
プーマジャパンのスタッフに
インタビュー取材しているので
その記事をあらためて紹介。
 

野崎 兵輔 / プーマ ジャパン マーケティング
Heisuke Nozaki (PUMA Japan K.K. / MARKETING)

 

–––来年がザ・ビースト35周年。なぜ1年早いこのタイミングでのリリースに至ったのでしょうか?
おっしゃる通り、ザ・ビーストは来年が35周年なのですが、その前身モデルであるスリップストリームは1987年に誕生して今年が35周年なんです。なので、ザ・ビーストのレッド ファーをあえてスリップストリームを祝う周年での発売に至りました。

–––そうなのですね。レッド ファーについて野崎さんの個人的な思い出はありますか?
1990年代初めころ、原宿・とんちゃん通りの古着屋さんで見たんですけど、レジ下のガラスケースに入っていました。二十数万円の値札が付いていて、とても買える値段じゃなくて、眺めるだけでしたけど(苦笑)。レッド ファーは日本では未発売だったので雑誌「Boon」で幻のモデルとして紹介されていたんで知っていました。なので現物を見た時は本当に格好良くて、とにかく衝撃的でした。
赤の発色もすごくインパクトがあって今でも鮮明に覚えています。いつか履きたいとずっと思っていましたけど、結局縁がなく履くことが出来なかった、僕個人にとっても幻の一足ですね。パフォーマンスモデルのバスケットボールシューズを翌年にライフスタイル用に大胆にアレンジしたモデルになりますが、今では当たり前になっていますが、当時は画期的な出来事で、スポーツシューズをスニーカー(ファッションとしての)に生まれ変わらせる先駆けになったモデルだと思っています。

–––ザ・ビーストの復刻の歴史を教えてもらえますか?
2002年にグローバルで白い補強パーツのハイカットがリリースされて、数ヶ月後に黒い補強パーツのハイカットが発売されました。それから2003年に黒い補強パーツのローカットが出て終了しています。なのでグローバルでのレッド ファーの復刻はなかったんです。それから10年後の2013年、25周年のタイミングでTAKUMI(匠)シリーズで、ようやく初復刻が実現したんです。

 

PUMA BEAST LO RED FUR (2013)

 

–––そうでしたね。たしか限定150足だった記憶があります
はい。限定150足を日本国内の工場で作りました。個人的にも学生時代からずっと念願だったレッド ファーが履けると思って感慨深かったんです。だけど全国のお店からの反響が物凄く多くて、オーダーがすぐに150足を超えてしまいました。だからプーマジャパンのスタッフも誰一人購入出来なかったんですよ。ありがたいことなんですけど、やっと履けると思っていたので、本当に残念で。僕にとってはまた幻のモデルになってしまったんです(苦笑)。

 

–––そうだったんですね…。それでは2回目となる今回のモデルの特徴を教えてください
初復刻(2013年)と異なるのは、オリジナルを強く意識した復刻でなくて、スリップストリームのアニバーサリーイヤーモデルとして現代的にアップデートする形で作られています。象徴的なのは35周年を祝う意味でサイド部分の補強パーツにSLIPSTREAMロゴを入れている所ですね。初復刻モデルは、オリジナルを最大限に尊重した復刻だったのでブランクのままだったんです。ザ・ビーストのレッド ファーは来年が35周年なんですけど、あえて今年にリリースした大きな理由、意味はここにあるんです。
 

–––アッパーの素材も初復刻モデルと違いますか?
はい。今回はイタリア製の毛付きのレザーを使っています。ここ数年、毛付きのレザーが世界的に大変貴重になっているんですけど、その中でもイタリアが最高峰と言われています。上質な毛付きのレザーを採用することとブラックの補強パーツをマット(艶なし)な質感に仕上げることで赤の発色の良さが際立つ感じに仕上げています。毛の向きもオリジナルを踏襲して下向きにすることでフォームストリップや補強パーツ、ソールにも掛かっていて意図的にはみ出させて当時のままのワイルドな雰囲気を再現しています。

 

–––シューレースを通すDリングも変わっていますね
そうなんです。パッと見は分からないと思いますが、より長く履いて頂けるように、耐久性に優れた丈夫なDリングを採用しています。アウトソールも、路面との相性を考えて単色でよりグリップ力の高いものに変更しています。なので白い部分がなくなっていますが、地面をしっかり掴んでくれて滑りにくく歩きやすい仕様になっています。

 

–––2013年以来、待望の復刻となったレッド ファーをどんな方に履いて欲しいですか?
個人的にも買って履きたいんですけど(笑)、9年前に復刻した時は即売り切れになって買えなかった方が沢山いらっしゃいました。しかもメルカリや、リセールマーケットなどにも殆ど出てきていないんです。僕も個人的に欲しくてずっと探していたんですけど、結局今まで見付けられていません。それだけ購入された方が大切に履き続けている証拠だと思うので、前回買えなくて悔しい思いをされた方にぜひ今回は買って履いて頂きたいと思っています。

 

–––販売店舗を教えてください
上野のミタスニーカーズさん、新宿のビームスジャパンさん、静岡・藤枝のマグフォリアさん、原宿のキックスラボさん、GR8(グレイト)さん、大阪はボストンクラブさん、福岡のアップタウンさん、全国展開しているビリーズさん、アンディフィーテッドさん、エービーシー・マート グランドステージさんなどで7月16日(土)から販売される予定になっています。もちろん、直営店であるプーマストア原宿、プーマストア大阪、プーマオンラインストアでも販売されます。※プーマオンラインストアは予約で完売

 

–––今後リリース予定を教えてください(スリップストリーム35周年で)
秋にザ・ビーストで、もうひとタイプをリリースする予定になっています。こちらも思い入れがある方が多いモデルなのでプーマファン、スニーカーファンの方には楽しみにして頂ければと思っています。

 

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