Photo : Kazumasa Takeuchi (STUH)
Edit & Text : Shin Kawase

le coq sportif LCS R 30th ANNIVERSARY
"RELAY AND REPLAY"
LCS R800 Z1 OG

1991年に誕生したルコックスポルティフの名作ランニングシューズ、LCS Rが30周年を迎えた。ルコックスポルティフといえば、フランスで1882年に誕生し、フランスの国鳥「鶏」をブランドの象徴(ロゴ)にすることを許された唯一の最古ブランド。30年前となる1990年代は、人々がスポーツシューズに機能性のみならずファッション性も求めるようになった時代。そんな時代を象徴するモデルがLCS Rシリーズである。見た目はアーカイブそのままに、現代の機能で再構築されたLCS Rを特集する。※LCS R=ルコックスポルティフ ランニングの略

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le coq sportif LCS R 30th ANNIVERSARY
“LCS R800 Z1 OG”

1990年に数多くリリースされたLCS Rシリーズの中でも傑作と名高いのが“LCS R 800”である。特徴であるテクニカルなルックスは、機能性を追求したパーツの組み合わせによる産物。ミッドソールは密度の異なる2つの素材を注入し、クッション性を向上させた独自のクッションテクノロジー「ダイナクティフシステム」を採用。フォアフットやヒール部分には推進力を高める高反発素材や着地衝撃を緩和するクッション性素材を使用し、サイドの補強とメッシュの組み合わせや、ヒールカウンターのレイヤー構造によって、個性的な雰囲気が生み出されている。30年の時を経て、ゼロから現代の機能で再構築されたのが“LCS R800 Z1 OG”である。

 

LCS R800 Z1 OG
QL1RJC00WP
¥14,300

LCS R800の誕生から30年。より良い履き心地を提供するためLCS Rのラスト(足型)をもとにすべて見直し再設計。フィッティングの向上を目指したニューオプリークラスト(五宝賢太郎氏ラスト設計)に、屈曲性と衝撃吸収性を考慮したインジェクションEVA+軽量設計ラバー構造を搭載。ノスタルジックな見た目はそのままに、機能性が格段に向上したハイスペックモデルとして生まれ変わっている(2色展開)。この他、LCS R800シリーズは様々な背景から生まれた6カラーもリリース中。

LCS R800 Z1 OG
QL1RJC30WN
¥14,300

LCS R800 Z1 OX
QL1RJC11BK
¥14,300

LCS R800 Z1
QL1RJC01WH, QL1RJC01BE, QL1RJC01BK
¥13,200

LCS R800 Z1 S60
QL1RJC07BK, QL1RJC07WH
¥14,300

LCS R800 Z1 SHETA
QL1RJC38SH
¥14,850

le coq sportif LCS R 30th ANNIVERSARY
LCS R888

LCS R 800は、1990年代前半からヨーロッパを中心に展開し、2014年に日本での正規展開がスタート。ランニングシューズとしてシリアスランナーに愛用されただけでなく、多くのファッショニスタからも支持され、世界中のキーアカウントやアパレルブランドとのコラボレーションモデルが多数リリースされた看板ともいえる人気定番モデル。LCS R800 Z1と同様に現代の機能で再構築された“LCS R888”も登場している。

 

LCS R888
QL1RJC13TR
¥14,300

LCS R888は、アーカイブモデルの代表的なパーツや、LCS R800、LCS R1000の各モデルに代表される独特なヒールカウンターのレイヤー構造によって構築されたランニングシューズ。LCS R800 Z1と同様にLCS Rのラスト(足型)を基にすべて見直して再設計し、フィッティングの向上を目指したニューオプリークラスト(五宝賢太郎氏ラスト設計)に、屈曲性と衝撃吸収性を考慮したインジェクションEVA+軽量設計ラバー構造を搭載。現在のトレンドであるTPU融着パーツを多用し、再帰反射素材をつま先に採用。LCS Rシリーズのランニングシューズテイストを表現するため、メッシュ素材をベースに現代的技術である融着パーツや人工皮革をレイヤーで使い、LCS R800のサイドパーツを発展させてダイナミックなデザインに仕上げている。ノスタルジックな雰囲気を残しながら、現代的な技術でデザインを進化させたLCS Rシリーズの最新作。

LCS R888
QL1RJC13WH
¥14,300

LCS R888
QL1RJC13BK
¥14,300

LCS R888

About le coq sportif

1882年に誕生したフランスで最古の総合スポーツブランド、ルコックスポルティフ。その特筆すべき点は、多くのトップアスリートから高い支持を集めたのはもちろん、他ブランドにはないデザインテイストと独特なカラートーンで世界各国のアーティストやファッショニスタなど、ストリートカルチャーシーンをリードしたキーマンにも愛されたことだ。具体的には米国のラッパー LL・クール・Jが、1987年に発表した“I Need Love”のムービーで全身にルコックを着たことで反響を呼び、1990年代前半にヒップホップ、ストリートシーンでルコックスポルティフが支持される礎を築くこととなった。同じく1987年に誕生し、長い沈黙を破って2013年に日本で復刻されたのが、エウレカである。当時レディースの展開はあったが、メンズでは約10年間ほとんどリリースがなく、日本の市場から姿を消していた。そのエウレカ復活の共同プロジェクトに名乗りを挙げたのがミタスニーカーズの国井栄之氏だった。その後、スニーカー市場でも息を吹き返し、日本を代表するスニーカーセレクトショップの店頭に並ぶまでに復活し、現在に至っている。2021年はLCS Rの30周年のアニバーサリーイヤー。本文中にも記載したが、LCS R800は、ランニングシューズとしてシリアスランナーに愛用されただけでなく、多くのファッショニスタからも支持され、世界中のキーアカウントやアパレルブランドとのコラボレーションモデルも多数リリースされた人気定番モデル。これからも続々とリリースされるらしい。フランスの不死鳥に期待したい。
SHOES MASTER編集部

INFORMATION
デサントジャパン株式会社 お客様相談室 
フリーダイヤル 0120-46-0310
https://special.lecoqsportif-jp.com/lcsr30th/
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