PUMA DISC “NEW DISC SYSTEM” 2016 SS
PUMA DISC SLEEVE IGNITE STREET FORM
is NEW DISC SYSTEM
2016年春のプーマのイチオシは、“DISC SLEEVE IGNITE STREET FORM”(ディスク スリーブ イグナイト ストリート フォーム)である。ディスクといえば「限りなくパーフェクトに近いフィット感」を目指して1991年に開発されたシステム。四半世紀の時を経て、進化したDISCユニットと最新のソールユニット“IGNITE”(イグナイト)を搭載して登場した。
Photo: Kengo Shimizu
Edit &Text : Shin Kawase
DISC SLEEVE IGNITE STREET FORM
DISC SLEEVE IGNITE STREET FORM
Black / Black / Black
Size: Unisex
¥17,000+tax
High Risk Red / White / Black
Surf the web / Black / White
Size: Unisex
¥17,000+tax
ディスク スリーブ イグナイト ストリート フォームは、従来のモデルからよりシンプルに軽量化され、容易に着脱し易くなったニューディスクユニットが搭載され、ソールユニットに衝撃吸収と反発性に優れたイグナイトフォームを使用したハイブリットモデル。前モデルと異なり外に剥き出しのTPUユニットは無くなってアッパーの二重構造(スリーブが付く)により、ワイヤーが見えない。メッシュアッパーの上に格子柄のメッシュを載せてシンプルなシームレスの感じが近未来的なデザインに仕上がっている。この他、ニットアッパーを載せたディスク スリーブ イグナイット ニットもある。
DISC SLEEVE IGNITE KNIT
Black / Glacier Grey / White
White / Black / Black
Size:Unisex
¥16,000+tax
About DISC
スポーツシューズ業界は1980年代後期のクッショニング戦争が終わると、次にアッパーのフィッティング競争の時代へと突入する。そんな時代の真っ只中にあった1992年にプーマから発表されたテクノロジーが、甲部分に配したディスクを回転させることでアッパーに内蔵されたワイヤーが均等に締まり、シューズと足を簡単に一体化できるディスクシステムである。その斬新な機能性アプローチはアスリートだけでなくストリートシーンでも注目を集め、’90年代中期にはこのテクノロジーを搭載したディスクブレイズのオールレザーバージョンが、東京のスニーカーシーンをリードしていた「テクテック」発案で登場。ハイテクスニーカーブームに沸く日本のスニーカーシーンにおいて、しっかりと存在感をアピールすることに成功していた。あれから20年以上経過したが、プーマのディスクシステムは健在。最近発表されたディスクブレイズの復刻モデルは激しい争奪戦が繰り広げられた。さらにソールユニットに比類なきクッション性と反発性を両立したイグナイトフォームを採用したニュータイプも近日登場予定。デビュー以来数多くのアスリートを魅了してきたミッドソールテクノロジーとディスクが結びつくことで、快適性が大きく向上するはずだ。また、このモデルではディスク部分のディテールにアレンジを加えており、アッパーとの段差が目立たない新たな意匠となっている。この点にも要注目だ。
解説:南井正弘
PUMA IGNITE DISC
NEW DISC SYSTEM Part 2
PUMA IGNITE DISC
プーマのパフォーマンスカテゴリーからも“PUMA IGNITE DISC”(プーマ イグナイト ディスク)がリリースされた。 パフォーマンスカテゴリーといえば、プーマの最新機能を追求し続けている本格的なランニングシューズ。しかし、そのスタイリッシュなルックスはスニーカーとしても履かなきゃもったいない。ランニングシューズとスニーカーの垣根を超えた逸品を紹介する。
Black / Green Gecko
25.0~29.0, 30.0, 31.0 cm
¥14,800+tax
Green Gecko / Surf the web
Black / Green Gecko
Surf the web / Puma Silver
Size:25.0~29.0、30.0、31.0 cm
¥14,800+tax
パフォーマンスシーンにおけるプーマ
パフォーマンスシーンにおけるプーマというブランドのイメージはペレやマラドーナ、クライフといった伝説のプレーヤーに愛用されたサッカーカテゴリーのイメージが最も強いかもしれないが、そのほかのカテゴリーでも高い機能性を発揮してきた。ランニングではイージーライダーなどに装備されたクッション性とトラクション性能に優れたスタッド状アウトソールのドンソール、ドンソールの機能性を向上させた二股スタッドを敷き詰めたフェダーバインソールなどが有名。さらに‘90年代に入ると“CELL”(セル)や“TRINOMIC”(トライノミック) といったクッショニングディバイス、ディスクシステムのようなフィッティングシステムを発表している。そして2015年には注目すべきパフォーマンステクノロジーが発表される。それがミッドソールテクノロジーのイグナイトフォームである。このマテリアルはクッション性と反発性という両立し難い機能性を高次元で確保。さらに安定性にも優れるという高機能素材。デビュー以来世界中のランナーから高い評価を得ることに成功している。そして2016年春、このイグナイトフォームとプーマディスクを組み合わせた“PUMA IGNITE DISC”(プーマ イグナイト ディスク)が登場した。イグナイトフォームによる比類なきクッショニングとプーマディスクの優れたフィッティングを組み合わせたこのモデルは、カジュアルシーンだけでなく、実際のスポーツでも高いパフォーマンスを発揮してくれるはずだ。
解説:南井正弘
PUMA DISC SLEEVE IGNITE STREET FORM&
PUMA IGNITE DISC
is NEW DISC SYSTEM
編集後記
プーマ イグナイト ディスクは、南井氏の解説にもあったように、シンプル、軽量になった新世代のディスクシステムが足に確実なホールド性を確保しながらもイージーな着脱、フィッティングを実現させたプロダクトである。アッパーメッシュと要所にスリットが切られた内臓のフォームのコンビが快適なフィットを生み出し、イグナイトミッドソールが心地よいクッション性と驚異のリバウンドパワーを発揮するプーマ独自の新世代PUフォームを搭載している。機能もさることながら見た目のスタイリッシュさから、ABC-MARTでも販売されるそうだ。まさにランニングシューズとスニーカーの垣根を超えた逸品。2016年の春は、プーマのニューディスクに注目したい。
INFORMATION
プーマ お客様サービス 0120-125-150
http://jp.puma.com/jp/ja/home