2016 | 03.17 | Thu | 19:41

SANDAL MASTER by Teva 2016SS

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Teva Revolution! Part 2
 
通年は、ゴールデンウィーク前後に店舗に並び始めるサンダルが、今年は3月)現在、もう店頭に並んでいる。春を待たずしてサンダルを買う時代が訪れたのは、間違いなくテバの仕業である。何故なら、昨年の異常なテバ人気で夏を迎える前に在庫がなくなったからある。これは日本だけでなく世界中で起きた事態だ。テバの魅力はどこにあるのか?この勢いはいつまで続くのか?新たに発表になったニューモデルについても徹底検証する。
Photo: Kazumasa Takeuchi(STUH) 
Edit&Text: Shin Kawase
 
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Teva is the origin
2016年、“Teva”人気は継続するのか。
 
テバは1984年に世界で初めてストラップ付きのスポーツサンダルを世に送り出したフットウェアブランド。2012年の日本再上陸時から“atmos(アトモス)”で展開。2015年は完売カラーが続出するほどの人気となった。アトモスディレクターの佐藤祐一氏と、シューズ業界に精通する南井正弘氏の対談から、2016年のテバを占う。
Text:Fumihito Kouzu
 
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佐藤祐一/atmos
東京、日本を代表するシューズセレクトショップの一つであるアトモスのディレクター。 テバはアトモスにマッチする数少ないサンダルブランドの1つのとこと。
 
 
——2015年、テバはアトモスでも好調なセールスを記録したと聞きました。
 
佐藤 アトモスでは2012年からテバを展開してきました。最初の1〜2年は、元々テバを知っていたコアなファンの方が購入しているというイメージでしたね。一昨年からそれが変わってきて、去年はもう爆発的なヒットと言えるぐらい、急激な伸び方をしたんです。モデルは“ハリケーン”、カラーはブラックを中心にしたモノトーンの人気が高かったですね。
 
——昨年のテバのヒットの要因はどこにあったんでしょうか?
 
佐藤 海外のメゾンブランドが一昨年のコレクションでストラップサンダルにフォーカスしたことで注目されたっていう話を聞きますね。ただ個人的な体感としては、ここ数年で少しずつ認知が広がってファンが増えて去年のヒットに繋がったという印象があります。
 
 
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南井正弘/Runners Pulse編集長
フリーランスのライターであり『ランナーズパルス』の編集長。フリーランス転身前はスポーツシューズブランドに10年間勤務。プロダクト担当を務めていた。著書に『スニーカースタイル』などがある。
 
 
南井 ファッション的な面で注目されたっていうのは確かにありますよね。ストラップサンダルがファッションメディアでフィーチャーされて。じゃあオリジナルってなんなのってなるとテバの名前が出てきますから。テバ自体も、ファッションブランドやセレクトショップとコラボレーションをしていて、それが売り切れたっていう話が広がって、通常ラインのモデルも注目されるっていう良いスパイラルができていた感じがします。
 
——テバと他のブランドとの違いはどこにあると思いますか?
 
南井 ストラップサンダルのオリジンであるっていうことは大きいですよね。“やっぱり”原点を履くっていう人もいれば、“あえて”原点を履くっていう人もいますから。実際自分の周りでも“オリジナル ユニバーサル”を好きで履いている人は多いですよ。
 
佐藤 歴史があり、機能があり、ファッション性もある。凄くスニーカーっぽさがあって、アトモスにあっても違和感がないところですかね。アパレルショップやアウトドアショップに合うサンダルっていうのはたくさんあると思うんですけど、スニーカーショップにハマるものってそんなに多くないんです。
 
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——2016年のニューモデルとして注目されそうなのが“テラフロート”だと思うんですが、お二人はどのような印象を持たれましたか?
 
南井 とにかく履き心地がいいですよね。長さと幅のバランスがよくて、日本人の足にかなりフィットすると思います。フィット感もよくて、クッション性があって、軽量で。ボトム部分だけで考えたらランニングシューズぐらいの機能性がありますよね。長時間歩いても快適だし、なんなら走れそうな気もするんで、ちょっと試してみようかと思ってます。
 
佐藤 手に持った瞬間に分かる軽さが魅力ですね。ボトムはかなりハイテクなんですけど、テバらしい雰囲気がちゃんと残っているのも好印象です。足当たりもよくて、履く人目線で作られているなとも思います。
 
 
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——“テラフロート”を支持するのはどのような層でしょうか?
 
佐藤 “ハリケーン”や“オリジナル ユニバーサル”を既に持っている人。それから新しいモノがとにかく好きな人、常に新しい素材や機能を追いかけている人ですかね。ちょっと上級者というか。
 
南井 “オリジナル ユニバーサル”や“ハリケーン”をスタンダードとしたら、“テラフロート”はプレミアム。履き心地の快適さを求める人、新しいモノが好きな人には受けるでしょうね。
 
 
About Terra-Float
“Terra-Float”(テラフロート)は、新たに開発された独自素材であるFloat-Liteをアウトソールに採用している。既存のモデルと比較すると、より軽く、クッション性に優れているのが特長だ。ウェビングデザインに関しては、オリジナルス コレクションのDNAを引き継いでおり、テバらしいものに仕上げられている。
 
 
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——最後に、テバのヒットは今年も継続すると思われますか?
 
南井 ストラップサンダル、スポーツサンダルっていうジャンルが昨年から盛り上がってきていますよね。ほかのブランドもテバに食らいつこうとしているところがいくつかあって。そうすると、フットウェア全体の中でサンダルの存在感が増しますし、消費者にも認知されます。そこに“テラフロート”のような面白いプロダクトもでてきた。むしろ去年よりも今年のほうが盛り上がるんじゃないかと思ってます。
 
佐藤 一昨年、去年でテバは凄く広がったんですが、去年は需要に対して供給しきれなかった感じがあるんです。去年は3月に売り切れてしまったカラーもありました。既に問い合わせも入ってますし、今年は去年よりも足数が出るんじゃないかと思ってます。
 
 
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Teva 2016 Spring & Summer Collection
Terra-Float Universal
Terra-Float Slide
Universal Slide Leather
Hurricane XLT Stripe
Hurricane XLT
Hurricane XLT Regrind
Hurricane XLT Refrecrive
Hurricane XLT Beams
Terra-Float Universal Lux
Terra-Float Universal Lux
 
 
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Terra-Float Universal
¥11,000 +tax


Terra-Float Slide
¥9,800 +tax

アウトソールに、“Float-Lite”(フロートライト)と名付けられた独自素材を採用。ラバーとEVAを混合したもので、軽量でありながら、持続性のある反発力とクッショニングがあり、快適な履き心地を実現している。耐久性や耐摩耗性、グリップ力に優れているのも特長。オリジナルス コレクションのDNAを継承したウェビングデザインで、テバらしさを表現している。またブランド初となるスライドタイプが展開されている点にも注目したい。
 
 
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Universal Slide Leather
¥13,000 +tax

オリジナルス コレクション待望のスライドモデルが登場した。テバらしさを感じるトラディショナルなデザインを取り入れながら、脱ぎ履きがしやすいユニバーサルスライドを採用している。オールレザーモデルなので、上質感があり、コーディネートがラフになり過ぎないのも魅力だ。玄関に置いておくと、ついつい足が伸びるサンダルになることは間違いない。
 
 
0012
Hurricane XLT

左から
Stripe ¥7,300 +tax
Hurricane XLT ¥7,300 +tax
Regrind ¥7,300 +tax
Refrecrive ¥8,800 +tax
 
 
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Collaboration

左から
Hurricane XLT Beams
¥8,300 +tax

Terra-Float Universal Lux
¥18,000 +tax

Hurricane XLT Beauty&Youth
¥8,000 +tax
 
 
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SANDAL MASTER by TEVA
DIY(Do it yourself) COLLECTION

YUICHI SATO(atmos)
KATSUYA AOTANI(UNITED ARROWS BEAUTY&YOUTH)
stylist TEPPEI
SHUN SAKURAI(HIKO MIZUNO COLLGE OF JEWELRY)

自分で自由にカスタマイズできるDIYキットがテバから春に発売されるらしい。テバを履いている人をよく見かけるが、まだ自分でカスタマイズしている人は見たことがない。サンダル・マスターでは、テバと親しい関係者にカスタマイズをお願いして作ってもらった。
 
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YUICHI SATO(atmos)
 
1. 作者名
2. 作品のテーマ
3. 作品のポイント
4. 製作する上で大変だった所
5. 製作時間:

1. サトウユウイチ(atmosディレクター)
2. REMAKE
3. ヴィンテージのM65ジャケットを分解してベルトに貼り付けました。風合いが良く肌触りの良いのであえて新しい生地ではなく古着にしました。今回はカモフラですが、他にもチェックや民族柄も楽しめそうです。
4. 理想の柄とバランス感と風合いと生地感を合わせ持つ、古着のM65ジャケット探しに時間がかかりました。久しぶりに古着屋を何件も見て回りました。
5. 約3日
 
 
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KATSUYA AOTANI(UNITED ARROWS BEAUTY&YOUTH)
 
1. 作者名
2. 作品のテーマ
3. 作品のポイント
4. 製作する上で大変だった所
5. 製作時間:

1. 青谷 克也(UNITED ARROWS BEAUTY&YOUTH メンズバイヤー)
2. ヒッピームーブメント〜LOVE&PEACE
3. 最大のポイントはUSEDのワッペンを大量に使用したところです。一見ランダムに見えますが、バランスを考えて貼り付けています。あえて手書きで書いたLOVE&PEACEの文字もポイントです。
4. ストラップにつけたヴィンテージのバンダナです。なかなかうまく貼りつかず苦労しました。
5. 約3時間
 
 
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stylist TEPPEI
 
1. 作者名
2. 作品のテーマ
3. 作品のポイント
4. 製作する上で大変だった所
5. 製作時間:

1. stylist TEPPEI
2. 春夏に取り入れる秋冬素材
3. 元々このモデルがもつ”軽さ”に対して、何か”重み”のある素材で切り替えてみたいと思いベロアという生地使いにしました。サンダルというアイテムだからこそ、シーズンレスに捉えてスタイリングに取り入れると面白いのではないか?そう考えて製作したアイテムです。
4. ミシンを使って縫製できない部分の縫い方が少し難易度高いかも知れません。
5. 約2日間
 
 
0020
SHUN SAKURAI(HIKO MIZUNO COLLGE OF JEWELRY)
 
1. 作者名
2. 作品のテーマ
3. 作品のポイント
4. 製作する上で大変だった所
5. 製作時間:

1. 櫻井 瞬(ヒコ・みづのジュエリーカレッジ)
2. 高級感
3. 三角形の小振りなスタッズを使い、個性を出しつつ主張しすぎない、スポーティかつ上品な印象になるようにした所。
4. 中足部のベルトの部分に敷き詰めるようにスタッズを打った所。
5. 約1時間
 
 
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SANDAL MASTER Vol.2
Teva Revolution! Part2
Teva 2016 Spring & Summer Collection
 

INFORMATION:
デッカーズジャパン 0120-710-844
http://jp.teva.com/
 
 
 

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