Photo : Masataka Nakada(STUH)
Edit & Text: Shin Kawase

ABC-MART GRAND STAGE×PUMA
Special Collaboration Model
PUMA RALPH SAMPSON LO MIJ
(Made in Japan)

昨年2019年4月4日、午後4時44分。エービーシー・マート40周年を記念してウェブ限定発売されたサンダースペクトル ディスク プレミアムは、4万円と高額にも関わらず数分でソールドアウト。関係者のみならず、スニーカーフリークにも大きなインパクトを残した。あれから約1年半。再び、プーマとエービーシー・マートがタッグを組み、ラルフ サンプソンをベースにしたスペシャルモデルを発売する。制作に関わったキーマンの2人に話を聞いた。

このエントリーをはてなブックマークに追加

Kenichi Kamekawa(PUMA JAPAN)&
Osamu Noguchi(ABC-MART)
Interview

プーマジャパン セールス ヘッド
亀川玄一

エービーシー・マート スポーツチーム チームリーダー
野口 修

–––昨年のことになりますが、サンダースペクトル ディスク プレミアムの反響はすごかったですね
亀川 エービーシー・マートさんのサーバーが数分固まったぐらい、ほんの数分で完売でした。
野口 本当にいつの間にか瞬殺されてたみたいな感じでしたね。PCの画面上で見てたんですけど、全然、反応がなかったので、これはもしかして市場が誰も振り向いてくれなかったのか?ってドキドキしながら見ていて、やっと動き始めたなと思ったら、もう完売って出てました。あの時ってもうシステム自体がダウンしかけたぐらいな感じでしたね。本当に数分っていう感じだったんで驚きました、値段も4万円だったので。エービーシー・マート社内もざわざわしましたね、4万円でこの瞬殺?みたいな驚きがあってかなり大きな反響がありました。

“PUMA THUNDER SPECTRA DISC PREMIUM”
¥40,000+tax
4月4日(木)午後4時44分発売(エービーシー・マート ネットショップ限定)

–––4万円のスニーカーが現物を見ることなく、数分で売り切れるって本当にすごいですね
亀川 本当そうですよね…。値段が4万円でもクオリティが高いので、全然利益はないっていう内部事情は置いといても、ウェブだけで即完売はすごいですよね。作るのは本当に大変でしたけど、その甲斐がありました。買われた方は現物を見ることなく、足入れすることなく、指定された4月4日の4時44分に待ち構えて買われたってことですから。非常にありがたいです。

–––そういう意味ではスニーカーフリークに特別感がちゃんと伝わったことになりますね
亀川 そうですね。普通はありえない、サンダースペクトルにディスクユニットを搭載して、アッパーにハラコの上質なものを贅沢に使って…採算を度外視しているというスペシャル感が伝わったんでしょうね。40足のみという40周年のお祭りでしたが、大成功に終わって本当に良かったです。

 

–––今回のラルフ サンプソン スペシャルモデルが企画された経緯を教えてください
亀川 エービーシー・マートさんから2020年秋冬のシーズンテーマである35周年を迎えたラルフ サンプソンをベースに何かできないか?とお話を頂いたんです。40周年モデルがスニーカーファンの方に喜んでもらえたということで。

PUMA RALPH SAMPSON LO MIJ
(Made in Japan)

–––今回のラルフ サンプソンについて教えてもらえますか?
亀川 名前のとおり、NBAのスター選手だったラルフ・サンプソン選手のシグネチャーモデルとして1985年にミッドカットで登場したのが始まりです。ラルフ・サンプソン選手は4年連続オールスターに選出された名プレーヤーで、身長が2m23cmあったのに機敏に動けたことで人気がありました。その足元をずっと支えていたのがラルフ サンプソンモデルです。その巨体を支えるために、当時の最新テクノロジーだったショックウェッジと呼ばれる衝撃吸収素材が初めて登場したことでも話題になりました。ラルフ・サンプソン選手は実際の試合ではミッドカットばかり履いていたので、ローカットっていうのはシグネチャーモデルとしてはほとんど存在しないんです

RALPH SAMPSON
Image Credit : PUMA Archive

RALPH SAMPSON
Image Credit : PUMA Archive

–––それであえて復刻したんですね
亀川 はい。今回はスペシャルモデルということで、特別にローカットモデルにしました。さらにシューズのクオリティにもこだわって日本国内の工場で生産したメイド・イン・ジャパンというのも特徴のひとつになります。あと、このモデルを復刻するに当たって、ラルフ・サンプソン氏ともう一度契約を交わして、シューズにちゃんと彼のサインが載るようにしました。一時期、ラルフ サンプソンって名前が使えなかったんですね、契約の問題で。数年前に復刻されたときはRSっていう、ラルフ サンプソンのRSって名前を付けたりとか、そういう形の復刻はしてたんですけど、正式にラルフ サンプソンとして復刻するのは、35周年を迎えた2020年からです。

–––本モデルのテーマ、特徴を教えてください
亀川 アニマルのハラコ素材を使った大人のスニーカーがテーマになっています。
野口 今回は特別に3つの素材を使ってもらっているんです。つま先部分とサイドのフォームストリップがヒョウ。シューレース部分と踵部分がタイガー。そしてヒールカウンターをゼブラにしてもらいました。

–––これだけアニマル柄を使っているのに派手に見えませんね
亀川 ラルフ サンプソンのスニーカー自体、シンプルでクラシックな形であることも大きいと思います。ラルフ サンプソンのデザインに切り返しが多くあるので、3パターンぐらい違う素材を使っても、そうくどくはならないんです。大人が履けるスニーカーをイメージしていたので、異素材を多数使っても、上品な感じに仕上げたつもりです。

–––実際に作るにあたって一番大変だったことは?
亀川 3年振りに日本国内の工場で、クオリティにこだわって日本製で生産すること、上質なハラコ素材を調達すること、だったんですが、コロナウイルスの影響で流通も止まったりしてハラコ素材の供給自体が大変で…。

–––コロナウイルスの影響も何とか乗り越えて完成したんですね
亀川 はい。3年振りのメイド・イン・ジャパンモデルが完成しました。履いて頂いたら分かるんですけど、日本製って、いい革靴に足を入れた感じがあるんです、スニーカーなんですけど。ベストサイズで足を入れると、すぽんって履けて、包み込まれるような感じがある。靴職人のつり込みの技術というか、熟練した職人の技術というか匠のクラフトマンシップは、足入れしてもらえれば実感してもらえると思います。

–––野口さんも同じ感じを体験されたんですか?
野口 亀川さんと本当、同じですね。革靴と同じような足入れ感っていうのと、メイド・イン・ジャパンって僕ら、日本人として気持ちがいい言葉ですよね。日本人に向けたメイド・イン・ジャパンっていうとこで、もちろん海外の人から見ると非常に崇高な商品になると思うんですけども、誇りが持てるような一足の仕上がりになってるかなと思います。

–––発売日、販売方法を教えてください
野口 はい。10月24日土曜日の朝、9時からエービーシー・マート グランドステージのECサイトで販売を開始します。

ABC-MART GRAND STAGE
www.abc-mart.net/shop/

–––SHOES MASTER読者へ一言メッセージをお願いします
野口 昨年に引き続き、非常にいいプレミアムなモデルをプーマさんと一緒に作れて光栄に思っています。コロナウイルスの影響で外に出掛ける機会も残念ながら減っているかも知れませんが、スニーカーは履いてなんぼだと思います。私たちも、好きなスニーカーを履いて、堂々と外に出掛けられる日が早く来るよう心から願っています。

PUMA RALPH SAMPSON LO MIJ
(Made in Japan)

¥34,000+tax

INFORMATION
エービーシー・マート
03-3476-5448
www.abc-mart.net/shop/

プーマ お客様サービス
0120-125-150
www.puma.com

pagetop