Photo : Kazumasa Takeuchi (STUH)
Edit & Text : Shin Kawase
HOKA ONE ONE
2021 SPRING / SUMMER COLLECTION
“SUEDE PACK”
ホカ オネオネを代表するアイコンモデルであるクリフトンとボンダイ。その2大看板モデルのアッパーに上質なスエードを採用し、春らしいカラーリングを施したスエードパックが好評を博している。スエードパックは、全4カラーともユニセックスサイズレンジで、スニーカーショップ、セレクトショップなどで現在絶賛発売中。ランニングシーンにとどまらず、スニーカーシーンでもジェンダーレスで高いプレゼンスを誇っているスエードパックを紹介する。
HOKA ONE ONE
2021 SPRING / SUMMER COLLECTION
“SUEDE PACK” Vol.2 Color
パフォーマンスシューズのテクノロジーはそのままに、春らしいカラーリングがファッションとしても映えるスエードパック。今月、第2弾カラーとしてリリースされたのは、鮮やかなイエローが目を引くボンダイ L スエードと、ホカ オネオネのカラーリングとしてはめずらしい青みを帯びたグレーとスエードの風合いが上品なクリフトン L スエード。
SUEDE PACK
BONDI L SUEDE & CLIFTON L SUEDE
BONDI L SUEDE
Celery / Lime Bean
SUEDE PACK
Unisex(23.0cm -30.0cm ,389g/27cm)
ロードシューズラインアップの中でも、最もクッション性が高いホカ オネオネのクラシックモデル、ボンダイシリーズ。歴代モデルのボンダイ 5から採用された独自のテクノロジーによるソールユニットがスムースな足運びを実現し、極上の履き心地を提供してくれる。レザーのコンフォートフレームアッパーが優れた快適性とサポート性を備え、クラシックなスタイルに目を引くイエローで存在感のある一足に仕上がっている。
25,300円
CLIFTON L SUEDE
Grey Mist / Misty Blue
SUEDE PACK
Unisex(23.0cm -30.0cm ,389g/27cm)
ホカ オネオネの代名詞ともいえる最もポピュラーなロード用のクリフトンシリーズ。歴代モデルのクリフトン 3のソールユニットに軽量なEVAミッドソールを採用し、独自に開発したクッションとメタロッカージオメトリを組み合わせることで驚くほど軽やかな走り心地を実現。様々なライフスタイルにマッチするよう、アッパーに上質なレザー素材を使用することで、エレガントなカラーリングで汎用性が高い一足となっている。19,800円
HOKA ONE ONE
2021 SPRING / SUMMER COLLECTION
“SUEDE PACK” Vol.1 Color
スエードパックは、4月に第1弾カラーがリリースされていて、ベースモデルは第2弾カラーと同様。ボンダイ L スエードは、ナチュラルなカラーリングとスエードの風合いが落ち着いた雰囲気で、コーディネートを選ばずマルチに活躍しそうな一足。クリフトン L スエードは、クラシックなスタイルにバイオレットカラーのアッパーと淡いラベンダーのソールの組み合わせが上品でありながら個性的な一足となっている。
SUEDE PACK
CLIFTON L SUEDE &BONDI L SUEDE
BONDI L SUEDE
Simply Taupe / Pumice Stone
SUEDE PACK
Unisex(23.0cm -30.0cm ,389g/27cm)
¥25,300
CLIFTON L SUEDE
Chalk Violet / Lilac Ash
SUEDE PACK
Unisex(23.0cm -30.0cm ,389g/27cm)
¥19,800
HOKA ONE ONE
2021 SPRING/SUMMER COLLECTION
“SUEDE PACK”
BONDI L SUEDE
Celery / Lime Bean
¥25,300
CLIFTON L SUEDE
Grey Mist / Misty Blue
¥19,800
BONDI L SUEDE
Simply Taupe / Pumice Stone
¥25,300
CLIFTON L SUEDE
Chalk Violet / Lilac Ash
¥19,800
About
CLIFTON 3&BONDI 5
From Runners Pulse & MINI SHOES MASTER
スエードパックのベースモデルに採用されているクリフトン 3とボンダイ 5。2021年現在、クリフトン、ボンダイともに第7代モデルまでリリースされている。ではなぜクリフトン 3とボンダイ 5が採用されているのか?それはクリフトンとボンダイにとって歴史的な分岐点になったモデルだからだ。今回はスエードパックのベースモデルとなっているクリフトン 3とボンダイ 5をもっと知るために発売された当時の取材記事を紹介する。
About
CLIFTON 3 (2016)
From Runners Pulse Magazine Vol.3
Runners Pulse Magazine Vol.03
(2017年2月23日発売)
CLIFTON 3(2016)
ROAD / NEUTRAL
Runners Pulse編集長が実際に走って
レポートするランニングインプレッション
「走ればわかるさ!」(2017)
2016年にアメリカのロードレースに4度出走したが、その際に思ったのが「ホカ オネオネの着用率が上がったなぁ」ということ。なかでもレース参加者の足元に見かけることの多かったのがクリフトン 2であった。ブランドの創業初期から展開されるボンダイシリーズなどと比較するとミッドソールの厚みを抑えた設計は、幅広いランナーから支持された理由のひとつ。見た目がスタイリッシュなのもセールスに大きく貢献したのだと思う。そういう筆者も2015年12月の湘南国際マラソンではクリフトン 2を選択し、ファンランで完走。独自のソールユニット設計により足へのダメージは最小限であった。今回テストするクリフトン 3は、そのアップデートバージョン。基本設計は継承しつつ、特に前足部のフィット感を大きく改善したという。足を入れてみると前作譲りの軽さとクッション性を感じる。ホカ オネオネがクリフ トン 2からのアップデートを強調する前足部のフィット感は、前作でも筆者には心地よい履き心地を提供してくれていたが、今作でも確かに前足部に余計なシワは入らない。実際に走ってみるとロッカー(ゆりかご)構造のアウトソールは、着地から蹴り出しまでの一連の動きがスムーズ。かかとから着地しても中足部へのトランジションがクイックなので、ほとんどブレーキがかかった感じがしない。最近は批判されることの多いヒール着地だが、このシューズならあまり問題ないと思う。もちろんミッドフット着地でもそのロッカー構造のメリットは感じられ、つま先方向への体重の抜けもスムーズ。本当に走りやすい。設定スピードのKm/6分30秒で走ると、楽ちんで走るのが楽しくなる。このシューズはゆっくりペースで好きな距離だけ走りたいと いうファンラン志向のランナーにもピッタリの1足だろう。ちなみにクリフトン 3は権威あるランニングカテゴリーのフリーペーパー 「Competitor」誌でベストアップデート賞を受賞している。
南井正弘(Runners Pulse)
About
BONDI 5 (2017)
From MINI SHOES MASTER Magazine
MINI SHOES MASTER Magazine
(2017年6月発行)
BONDI 5(2017)
ROAD / NEUTRAL
ボンダイ 5は、ロード用シューズとしては最大のクッション機能を搭載。人工の硬い路面での長時間ランニングにおいてもクッション性を持続し、ライトトレイルにも対応できる十分なグリップ性能を兼ね備えた高機能モデル。また、最上級の快適さにこだわって、パッドの入ったシュータンで足とシューズはより一体となり、独自のメタロッカーが生み出すローリング運動が従来には無いスムーズな動きを実現している。SHOES MASTER編集部
Commentary is Masahiro Minami(2017)
創業モデルであるマファテとともにボンダイはホカ オネオネのオリジナルである極厚のミッドソールを装備したブランドの顔と言っても過言ではないスタンダードモデル。個人的にはそこまでミッドソールの厚くないクリフトンシリーズを気に入っていたので、今回このモデルに最初に足を入れたときは、「こんなに厚くて安定感は大丈夫かな?」と思ったが、ソール幅をしっかりと確保した構造により、高いレベルの安定性をキープしている。通常のランニングシューズと比較して着用感がかなり異なるので、初めて走る前に一日くらいは試し歩きをしたほうが良いかもしれない。走り始めてまず感じるのは、同ブランドの他モデルと比較しても圧倒的なレベルのクッション性。まさにマシュマロの上を走るような感覚で、着地時の衝撃を従来のシューズ以上に吸収して、さらにそのエネルギーを反発性能に変換してくれる。ボンダイ 5は「これまで、どんなランニングシューズを履いてもヒザや腰を痛めた」、「タイムは気にしないから、とにかくフルマラソンを最後まで足の痛みなく走り切りたい!」といったランナーに最適なモデルである。
南井正弘(Runners Pulse)
INFORMATION
デッカーズジャパン
0120-710-844
www.hokaoneone.jp