Photo : Kazumasa Takeuchi(STUH)
Edit & Text : Shin Kawase

HOKA ONE ONE'S LARGEST
CUSHIONING MODEL
VERSION UPGRADE
“BONDI 7”

ホカ オネオネを代表する定番モデルとして世界中のランナーから支持を集め、スニーカーファンのみならずファッショニスタからも愛用されるボンダイ。2020年秋、そのボンダイがバージョンアップして登場した。ホカ オネオネをよく知る弊誌兄弟誌のランナーズパルスの南井正弘編集長による最新スペックの解説とともに、スニーカーバージョンとして進化したボンダイをフィーチャーする。

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BONDI 7
Wild Dove / Dark Shadow, Black / Black

Masahiro Minai (Runners Pulse)
Commentary
南井正弘 / ランナーズパルス編集長

そのボリューミーなミッドソール、そして着地から蹴りだしまでゆりかごのように機能するメタロッカーテクノロジーのアウトソール構造により、比類なきクッショニングと推進力を提供してくれるホカ オネオネのフットウェアコレクション。なかでも最もクッション性の高いプロダクトが、“BONDI”(ボンダイ)である。初代モデルは2011年に、ブランド初のオンロードモデル向けシューズとしてリリースされたが、現在もアスファルトやコンクリートといった舗装路を走るオンロードランニング向けのGLIDEコレクションにラインアップされており、長い距離を楽に、リラックスして走るのにピッタリな一足である。今回リリースされたシリーズ第7弾となるボンダイ 7では、定評のある極厚のクッションソールはそのままに、アッパーの履き口周囲に形状記憶フォームを内包したアンクルパッドを配することで、足とのフィット感が向上。細部のスペックにもこだわることで、前モデルと比較してアッパーの通気性と軽量化もアップ。これまで培った衝撃吸収と推進力のノウハウを活用しつつ、上記のような新規スペックをプラスすることで、総合的な走行性能も歴代No.1となっている。

南井正弘
「Runners Pulse」編集長、フリーライター。スポーツシューズブランドの製品担当として10年勤務後ライターに転身。「SHOES MASTER」を始めとした多数の雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間52分00秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。

 

ロードシューズのラインアップの中で最もクッション性が高いことで人気のボンダイシリーズ。画期的な刷新が図られた最新作は、メタロッカーテクノロジーはそのままに、特徴的なボリュームのあるフルEVAミッドソールと、通気性の高いアッパーの履き口周りに形状記憶フォームのアンクルパットが加わっている。アンクルパットはクッション性が高く、踵の狭い足にもフィットし、様々なタイプの足首の形状に合わせて、足首を包み込むようにデザインされている。さらに特筆すべきは約7gの軽量化(27cmの場合)に成功していること。前モデルも軽かったが、さらに驚異的な軽さになっている。また、ホカ オネオネとしては珍しく、グレーをベースにしたカラーリングで、街履きとしてもスタイリングしやすい一足といえる。
SHOES MASTER編集部

 

BONDI 7
Wild Dove / Dark Shadow
¥21,000

BONDI 7
Black / Black
¥21,000

 

本誌春夏号とウェブスペシャルで特集した「なぜ、ホカ オネオネは世界中で支持されているのか?」は大変な反響を呼んだ。中でもアトモス代表・本明秀文氏の「4年前、2,000足仕入れたけど、全然売れなかった。それが3年で大逆転し、単体のモデルでいえば、アトモスで一番売れるブランドになった。」と語ったインタビューは、メーカーにもスニーカーショップにも大きな衝撃を与えた。その本明社長がカラーリングを提案したボンダイ 7リリースされた。その経緯についてコメントをもらった。

Hidefumi Hommyo(atmos President)

Comment

本明秀文 / アトモス代表

About
BONDI 7(High Risk Red / Black)

昨年、アトモスではホカ オネオネが爆発的に売れていて、その中でもボンダイが一番売れました。けど、どうしてもオールブラックに集中するんですよ。オールブラックは格好いいですけど、そればっかりだと普通だし、華がないじゃないですか。遊び心というか。だから、その遊び心を持たせたくて…。遊び心があると、もし売れなかった場合でも次につながるんです。それでホカ オネオネのスタッフにボンダイ 7がリリースするタイミングで「もっとスニーカーっぽいカラーリングを提案させてよ」って相談しました。それでアトモスの店頭に並んだ時、街で履いた時のことを考えて、カラーリングは単色で、アッパーからアウトソールまで明るいカラーが良いのではと提案しました。それで生まれて来たのが、このトリプルレッドですね。ウィメンズも少しありますが、メーンはメンズで展開していきます。このカラーリングにすることで10代、20代の若い世代の人にも履いてもらえるきっかけなればと思っています。履き心地は抜群ですからね。これを機会にまだ履いたことがない人にぜひ履いてもらいたいです。

BONDI 7
High Risk Red / Black
¥21,000

取材協力
atmos BLUE Omotesando   
東京都渋谷区神宮前4-29-4 Barbizon78
03-6438-9445
www.atmos-tokyo.com

 

HOKA ONE ONE
LIFESTYLE PERFORMANCE SHOES
CLIFTON L & BONDI L

ホカ オネオネは、スポーツシーンのみならず、ライフスタイルシーンにも溶け込むプロダクトとして、アッパーにレザー素材を施したライフスタイルパフォーマンスシューズをリリースしている。こちらも弊誌兄弟誌のランナーズパルスの南井正弘編集長に解説してもらった。

CLIFTON L & BONDI L

CLIFTON L
Tofu / Tofu
¥18,000

BONDI L
Dune / Oxford Tan
¥23,000

Masahiro Minai (Runners Pulse)
Commentary
南井正弘 / ランナーズパルス編集長

ホカ オネオネはランニングシーンを主戦場としており、世界トップレベルのアスリートからも高い支持を得ているブランドである一方、ライフスタイルシーンでも根強い人気を獲得している。クリフトン 7やボンダイ 7といった純粋なパフォーマンスプロダクトを街履きで着用することもポピュラーだが、アッパーにナイロンメッシュではなく、天然皮革を使用したバリエーションも展開されておりカジュアルシーンで人気だ。クリフトン Lは、クリフトン 3のニュートラルラストとデザインをオマージュしたプロダクトであり、自然な風合いの天然皮革をアッパーの一部に使用している。ボンダイ Lは、極厚のミッドソールによるマキシマムクッショニングとアッパーの天然皮革補強パーツをミックス。いずれのプロダクトもホカ オネオネ独自の着地から蹴りだしまでゆりかごのように機能するメタロッカーテクノロジーを採用し、マシュマロクッショニングを確保するなど、機能性に関して一切の妥協はない。

INFORMATION
デッカーズジャパン
0120-710-844
www.hokaoneone.jp

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