Photo : Masataka Nakada (STUH)
Interviewer & Edit & Text : Issey Enomoto
Product Text : Hirohito Iso

Interview with global executives
of Salomon Sportstyle
from Salomon HQ in Annecy, France
Salomon Sportstyle

フランスから来日したサロモンスタッフの
インタビュー&リコメンドモデル

フランス・アヌシーに拠点を置くアウトドアブランド、サロモン。そのライフスタイル部門であるサロモン スポーツスタイルを率いるトーマス・マリエ氏とクリストフ・カヴァッツァーナ氏が急遽来日。ブランドの現在や今後の行く末について話を聞いた。

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Salomon Sportstyle Staff
Left:
Thomas Marie
Salomon Sportstyle Global Commercial & Merchandising Director
Right:
Christophe Cavazzana
Salomon Sportstyle Global Director

左:トーマス・マリエ / サロモン スポーツスタイル グローバルコマーシャル&マーチャンダイジングディレクター
右:クリストフ・カヴァッツァーナ / サロモン スポーツスタイル グローバルディレクター

すべてのサロモンの製品には、
アウトドアで培われたパフォーマンスの
DNAが息づいている。

–––今回の来日の目的を教えてください。

クリストフ・カヴァッツァーナ

クリストフ 日本のサロモンチームや取引先とのミーティングが主な目的です。また、日本のマーケットやトレンドの視察も兼ねています。

–––サロモンにとって日本のマーケットの位置付けは?

トーマス・マリエ

トーマス サロモンはウインタースポーツをルーツに持つブランドであり、歴史的にスキーやスノーボードの文化が盛んな日本は私たちのビジネスにおいて以前から重要な位置を占めてきました。マーケットの規模はグローバルでもトップ3に入ります。

クリストフ ウインタースポーツだけでなく、スポーツスタイルにおいても、日本は極めて重要な存在です。マーケットの大きさもさることながら、日本のクリエイターやインフルエンサーは世界的に絶大な影響力を持っていますから。

トーマス 気候変動の影響で寒冷地における降雪量が世界的に減少傾向にあるなか、通年で使えるソフトグッズのビジネスにおける比率は年々高まるばかり。ファッションやスニーカーカルチャーの分野で先進的な日本はその点でも私たちにとって重要な存在なのです。

–––サロモンは近年、日本のファッションシーンにおいて急速に存在感を高めつつあります。また、スニーカーシーンにおける注目度も高く、足元にサロモンの最新モデルを選ぶ日本のスニーカーフリークは少なくありません。そのことをどう捉えていますか?

トーマス ブランドが大きくなり、コンシューマーの裾野も広がりつつある。これはサロモンというブランドにとってエキサイティングなことだと思っています。

クリストフ スキーが好きな人など、古くからサロモンのことを知っている人は、サロモンをウインタースポーツのブランドと捉えているかもしれません。しかし最近ではスポーツスタイルからサロモンを知る人は少なくありません。どちらにせよ、ブランドを知ってもらえることは、私たちにとってよろこばしいこと。スポーツスタイルからサロモンを知った人が、スキーをするときに「サロモンってスキー板もつくっているんだ!」と知って選んでくれたら、これほどうれしいことはありません。

–––数あるスニーカーブランドのなかで、サロモン スポーツスタイルの「らしさ」はどういったところにあると考えていますか?

トーマス すべてのサロモンの製品にはアウトドアのフィールドで培われてきたパフォーマンスのDNAが息づいています。スポーツスタイルも同様であり、そこがすべての起点になっています。

クリストフ シューズに関していえば、街でも履けるし、山でも履ける。あらゆるフィールドに対応する汎用性とパフォーマンスの高さこそ、いちばんのサロモンらしさかなと思います。

–––アウトドアブランドであるサロモンが、スポーツスタイルを強化する狙いとは?

クリストフ サロモンのブランド哲学はアスリートファーストであることですが、スポーツスタイルにおいてもまったく同じメンタリティでモノづくりに取り組んでいます。デザイナーファーストであり、コミュニティファーストでもある。最終的には「人」を第一に置いています。どうすればみんながハッピーでいられるか? そのことを社員一丸となって日々真剣に考えながらモノづくりに取り組んでいます。

 

サロモンというブランドを、
より多くの人に知ってほしい。
一度履けばその良さを実感できるはず。

–––『SHOES MASTER』Vol.40の表紙で掲載した『アトモス』とのコラボレーションモデル「ACS + CSWP FOR ATMOS」をはじめ、ブロークンアーム、コム デ ギャルソン、MM6、ソロイストなど、サロモンは様々なショップやブランドと積極的にコラボレーションを展開してきましたよね。その狙いとは?

クリストフ コラボレーションはお互いにとってより多くの人にブランドを知ってもらうために有効な手段のひとつです。たとえば、『アトモス』とコラボレーションすることで、それまでサロモンを知らなかったお客さんにもサロモンのことを知ってもらえるし、『アトモス』にとっては新しい客層を取り組むことができますよね。

–––サロモン スポーツスタイルはスニーカーのラインナップを豊富に展開していますが、地域ごとに人気の違いなどはありますか?

トーマス トレイルランニングの文化が盛んなヨーロッパでは、アパレルはルーズフィットよりもジャストフィットが好まれる傾向があり、シューズも「XT-4」や「SPEEDCROSS」のようなシュッとした細身のシルエットのものが人気です。一方、アウトドアがファッションとして根付いている日本、韓国、中国をはじめとするアジア圏では、「XT-QUEST 2」や「XA PRO 3D」のようなボリューム感のあるシューズが好まれます。アメリカはそれらをミックスしたイメージですね。

クリストフ 地域を問わず支持されているのは「XT-6」。私たちも驚くほど継続的な人気を博しています。

–––最後に、サロモン スポーツスタイルの今後のビジョンをお聞かせください。

トーマス 冒頭の話と重複しますが、サロモンはウインタースポーツから始まったブランドであり、トレイルランニングや登山といったアウトドアカルチャーと密接に関わりながら発展してきたブランドです。そのDNAをどうスポーツスタイルへと落とし込んでいくか? これからもその軸を守りながら、魅力的な製品を世に送り続けていきたいです。

クリストフ サロモンというブランドを、ひとりでも多くの人に知ってもらいたい。その思いはこれまでもこれからも変わりません。また、今後はもっと若い世代も積極的に取り込んでいきたいとも考えています。サロモン スポーツスタイルのシューズをまだ履いたことがないという人は、ぜひ一度試してみてもらいたいですね。実際に履いてみれば、その良さを実感してもらえるはずですから。

取材時のふたりの足元。トーマス氏(上)は「ACS+」、クリストフ氏(下)は「XT-4」を着用。それぞれにとって特にお気に入りのシューズだとか。

 

Salomon Sportstyle 2024 S/S
Thomas Marie & Christophe Cavazzana
Recommended Model
~サロモンスタッフの今季のおすすめ新作2選~

魅力的なラインナップを展開するサロモン スポーツスタイルの2024春夏コレクション。そのなかでも特におすすめの2モデルをトーマス氏とクリストフ氏にピックアップしてもらった。

XT-6 GORE-TEX
¥31,900

サロモン スポーツスタイルのなかでもとりわけ高い人気を誇る定番モデル、XT-6のゴアテックス仕様。今季の新色であるこちらは、ベージュを基調としたシックな配色が魅力。シュータンにあしらわれた差し色がアクセントに。アッパーには防水透湿性に優れるゴアテックスが採用され、あらゆる天候下で足元を快適に保ってくれる。

X-ALP LTR
¥30,800

高機能な軽量トレッキングシューズ、X-ALPを現代のライフスタイルにふさわしい仕様にアップデート。アッパーにはプレミアムなスウェード素材が用いられ、アースカラーの美しい配色がスタイリッシュな足元を演出。耐久性を高めたソールには薄型の成形シャーシを搭載し、自由な動きを確保しながら歩行時の安定性を高める。

 

Salomon Sportstyle
2024 SS Best Selection
by SHOES MASTER

パフォーマンスシューズで培った機能やデザインをカジュアルに落とし込み、独特の存在感でシーンを席巻するサロモンスポーツスタイル。数ある魅力的なラインナップから、編集部が今季の注目アイテムをピックアップした。※本誌発売の3月29日に合わせて撮影しているため、すでに完売しているモデルもあります。ご了承ください。

XA PRO 3D

Salomon Sportstyle
2024 SS Best Selection
by SHOES MASTER

XA PRO 3D
¥19,800

サロモンのトレイルランニングシューズのベストセラーであり、今ではストリートシーンでも存在感を発揮しているブランドの代表作を、シルバー×グレーでモダンに仕上げた今季のXA PRO 3D。伝統を受け継ぐこのシューズは、スタイルだけでなく安定性やグリップ力など数々の機能を備えたスペックの高さも魅力。4色展開という豊富なカラーバリエーションもいい。

 

SPEEDCROSS 3

Salomon Sportstyle
2024 SS Best Selection
by SHOES MASTER

SPEEDCROSS 3
¥19,800

軽量でクッション性が高く、モンスター級のグリップ力で、サロモンのトレイルランニングシューズの旗艦モデルとして支持されてきたスピードクロス 3。その機能美に魅せられたファッショニスタも多く、ファッションシーンでも注目度の高い人気モデル。本モデルは2024年春夏の象徴するビビットなカラーリングとなっている。

 

RX MARIE-JEANNE

Salomon Sportstyle
2024 SS Best Selection
by SHOES MASTER

RX MARIE-JEANNE
¥19,800

伝統的なファッショントレンドを再解釈し、リカバリーシューズと融合させたRX メリージェーン。余計な装飾を排除したミニマルなデザインに、シングルのベルトが絶妙のアクセントとなって独特の表情を醸す。テクニカルアウトソールの採用で、履き心地も快適。いつでも、どこでも、誰にでもフィットする多用途な一足が誕生。3色展開。(4月発売予定)

 

ACS PRO DESERT

Salomon Sportstyle
2024 SS Best Selection
by SHOES MASTER

ACS PRO DESERT
¥33,000

夏の風景の移ろいと、砂漠に見られる構造的なパターンからインスピレーションを得てデザインされたACS PRO デザート。色彩、プリント、素材の解釈は、地球の埃っぽく乾燥した現状に焦点を当てており、ますます不毛化していく風景を語りかけている。近未来的なミネラル美学を纏う、典型的なテクニカルシルエットを採用。2色展開。

 

TECHSONIC

Salomon Sportstyle
2024 SS Best Selection
by SHOES MASTER

TECHSONIC
¥19,800

アッパーをぐるっと囲うメッシュと、かかとの意匠が特徴的な一足は、サンダルの軽やかさとスニーカーの安定性を融合させたハイブリッドシューズ。見た目の通り通気性抜群で、衝撃吸収にも優れたマルチタレントな一足は、素足でも履きたいコンフォートさも魅力。2色展開。

INFORMATION
サロモン コールセンター
03-6825-2125
https://salomon.jp/

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