Photo : Kazumasa Takeuchi (STUH),Masataka Nakada(STUH) Portrait
Edit & Text : Shin Kawase

Born in Paris, France in 1933.
Founder of the legendary tennis player René Lacoste.
Part5

昨今のスニーカー市場において、フットウェアのプレゼンスが急速に高まったラコステ。ラコステは、テニスの4大大会で通算7勝を挙げた伝説のプレイヤー、ルネ・ラコステが1933年にパリで創業したプレミアム カジュアルブランド。“LIFE IS A BEAUTIFUL SPORT”(人生とは美しいスポーツ)をテーマに掲げる、2019年秋冬最新セレクションを紹介。

このエントリーをはてなブックマークに追加

COURTLINE 319 1 US
1980年代にテニスコートで見られた象徴的なシューズからインスパイアされ、サイドの幅広いカラーストライプがテニスコートのラインを想起させるモデル、“COURTLINE”(コートライン)。カラーストライプの中にエンボス加工したクロコダイルが施されたシンプルなデザイン。アッパーにはホワイトレザーとペールグレーのスエードパーツを組み合わせ、定番モデルのL.12.12のソールを使用。見た目も機能もラコステのDNAが表現された一足。3色展開。18,000円+税

MASTERS CUP 319 1
80年代後半のトゥボックスとバンプをアッパーデザインで再現し、オーセンティックなコート系のアウトソールは残しながらも新たなシルエットで誕生した“MASTERS CUP”(マスターズカップ)。ラコステの前シーズンまでのトラディショナルな70年代、80年代前半のデザインに変わるモデルとして4色が展開されている。13,500円+税

MASTERS CUP 319 2

PARTNER RETRO 319 1
1970年代のランニングシューズにヒントを得てデザインされた“PARTNER RETRO”(パートナーレトロ)。緑のクロコダイル刺繍ロゴがサイドに入り、その両側に白いストライプが2本施されたラインがDNAであるテニスコートを表現。D字型のハトメとガム&シャークソールを採用し、アーカイブのダイヤモンド型のロゴがポイントとなり、レトロな雰囲気を漂わせている一足。3色展開。13,000円+税

COURT SLAM 319 1
“COURT SLAM”(コートスラム)は、ラコステのテニスヘリテージのアッパーの流れを踏襲しながらチャンキーソールを加えたニューモデル。ホワイト、グリーン、ネイビーの3色展開。16,000円+税

COURT SLAM 319 2

COURT SLAM 419 1 QSP

テニスコートがイメージされたラインにカラフルなカラーを加えることで90’sの元気な若者をイメージした90’sパック限定モデルのコートスラム。16,000円+税

SIDELINE 419 2 QSP
過去のスポーティエレガンスと現代のミニマリズムデザインの融合により、ラコステの創造性が表現された人気モデル、“SIDELINE”(サイドライン)。こちらも90’sパックとして登場したシーズン限定モデル。12,000円+税

CARNABY EVO 319 1
2018年秋冬メインモデルとして発売されるとすぐに人気に火がついた“CARNABY EVO”(カーナビー エボ)シリーズのニュータイプが登場。今回はクラシックテニスにインスパイアされ、アッパー素材にはタンブルレザーをメインに使用し、柔らかくよりクラシックでエレガントなスタイルに仕上がっている。4色展開。13,000円+税

INFORMATION
ラコステお客様センター
0120-37-0202  
www.lacoste.jp

 

Voice of sneaker select shop
Shingo Arai (BEAMS)
About LACOSTE

スニーカーマーケットにおけるプレゼンスが急速に高まっていることを受け、全国のショップから注目される存在になっているラコステ。アトモス、ビリーズに続き、2019年秋冬コレクションからは、ビームスでの販売も決まった。なぜ今またラコステなのか?ビームス バイヤーの新井伸吾氏を取材した。

Shingo Arai (BEAMS)
INTERVIEW
新井伸吾 / ビームス バイヤー

–––個人的にもラコステに思い入れがあると聞きましたが
幼少期に母親がラコステに務めていて(笑)、小学校3年生から大学までずっとテニスをしていたので、生まれた時から知っているような特別なブランドなんです。
※新井さんはインターハイ、インカレにも出場経験がある本格派

–––ビームスにとってラコステとは、どんな存在なのでしょうか?
ビームスにとってラコステは、僕がバイヤーになってからもその前からも、毎シーズン別注アイテムを展開しています。僕らはメンズカジュアルですが、ビームスボーイであったり、ビームスF、ビームスゴルフなど各セクションから別注がリリースされ、ビームス全体でも核となる存在ですね。ですので、お客様にもお馴染みのブランドということになります。

–––どんな方がビームスでラコステを購入していかれますか?
これだけ多くのセクションで取り扱っているため、本当に幅広い層のお客様からご支持をいただいています。歴史とアイコンのワニロゴのパワーを本当に強く感じます。

–––ラコステの魅力とは何でしょうか?
やはり歴史があることですね。6月にラコステさんのご招待で、フランスで行われたフレンチオープンとフランス工場を見学させていただいたんです。僕が一番興味があったアーカイブ資料室までもお邪魔させていただきました。今着ているブルゾンのエンブレムも全てラコステのアーカイブを参考に作っているんです。

たくさんの歴史があるぶん、様々なスタイルにとても相性がよくどんなスタイルにもハメられるというか。ストリートブランドの代表格シュプリームとのコレクションが、より若い層の方々にラコステを浸透させたことは間違いないと思います。クラシックにもストリートにも本当に振り幅が広いことが現状の武器、魅力に繋がっていると思います。

–––2019年の秋冬コレクションからようやくフットウェアを取り扱うことに?
ずっとオファーはしていたのですが、なかなか上手くリンクすることができなくて。そんな歯痒い時間を経てやっと今回、ぼくらのテーマにぴったりなシューズに出会えました。やはりシューズがあると、ストーリー性もグッと強まりますし、お客様へもコレクションの世界観をスタイルを通して伝えやすくなります。

–––“COURT SLAM”(コートスラム)をピックアップしたそうですね
アッパーのデザイン、ソールのボリューム、シューズの持つ雰囲気全てが、今回僕らが提案するスタイルにハマりました。特にボリュームのあるシューズが個人的にも気分だったのと、ラコステのコート系スタイルでこのボリューム感はとても新鮮に映りました。迷うことなくコートスラムをピックしました。

–––カラーリングも気に入っているそうですね
シルエットも魅力ですが、このカラーリングにもやられました。ホワイトにはガムソール、ラコステを代表するグリーンとネイビーはどれも捨てがたく、ビームスでは3 色をピックアップしました。この3色なら僕らのコレクションのみならず、定番アイテムとの相性もピッタリだと思います。

–––コートスラムをどんな方に履いてもらいたいですか?
現状のビームスのお客様には、ラコステというブランドはある程度知れ渡っていると感じています。でもそれはあくまでウェアの話でシューズに関しては全くの未開拓状態です。ぼくはこのことが逆にチャンスだと思っているんです。ウェアからでもシューズからでも両軸でラコステの世界観を伝えられる。クラシックスタイル、ストリートスタイル、全てのお客様のコーディネートの選択肢のひとつにラコステが挙げられて、ファッションを楽しんでもらえたらと思っています。

INFORMATION
ビームス 原宿
東京都渋谷区神宮前3-24-7 1F・2F
03-3470-3947
http://www.beams.co.jp/shop/h/

pagetop