Photo : Masataka Nakada (STUH)
Edit & Text : Shin Kawase

LACOSTE FOOTWEAR
SPRING/SUMMER
2020 SNEAKERS COLLECTION

世界を舞台に活躍する日本人プロテニスプレイヤーの功績で、幅広い層に認知が拡がったテニスの4大大会。ラコステは、その4大大会で通算7勝もの優勝を飾った伝説のプレイヤー、ルネ・ラコステにより1933年にパリで創業したプレミアムカジュアルブランド。近年またフットウェアのプレゼンスも急速に高まり、スニーカー業界から注目を集めているラコステの最新コレクションを紹介する。

このエントリーをはてなブックマークに追加

LACOSTE FOOTWEAR
SPRING / SUMMER
2020 SNEAKERS COLLCTION

T-Clip
STORM 96
GRIPSHOT
G80
HERITAGE PACK

Born in Paris, France in 1933.
Founder of the legendary tennis player René Lacoste.

T-Clip
OFF WHT / NVY / RED
1980年代にルーツを持つコート系シューズの“T-Clip”(ティークリップ)。シューズ側面に施されたテニスコートをイメージした2本のラインが特徴。アッパーは、つま先とシュータン部分がメッシュ素材、サイド部分はホワイトレザーを使用。踵部分のヒールカウンターやクッション性と耐摩耗性に優れたソールを採用するなど、テニスシューズがルーツであることを再認識するラコステらしい一足。4色展開。13,500円+税

T-Clip
WHT / GRN

STORM 96
WHT / BLK
1996年に発売されたランニングシューズの復刻モデル。アッパー全面に異素材を複雑に組み合わせ、ボリュームがありながらも、1990年代を彷彿とさせる流線型のスポーティーなフォルムが最大の特徴。シュータン部分に付けられた“LACOSTE SPORT”のタグなども当時のまま再現されている。7色展開。16,000円+税

STORM 96
NAT / BRW, PNK / OFF WHT, WHT / OFF WHT, WHT / BLK

GRIPSHOT
OFF WHT / GUM
定番テニスシューズの1モデルを再解釈して、クレーコートからタウンユースへ、オフコート用モデルとしてリメイクした“GRIPSHOT”(グリップショット)。ラコステらしい、シンプルさに宿る上品さが引き立つ一足。つま先部分の補強ラバーには、ポロシャツ素材に敬意を表し、ピケ織のデザインが施されている。カラー、素材の異なる6タイプの他、スリップオンタイプも展開。11,000円+税

GRIPSHOT
NVY / OFF WHT, WHT / NVY
¥9,500+tax

GRIPSHOT
BLK / OFF WHT, WHT / NVY
¥13,000+tax

G80
OFF WHT / DK GRN
1987年に誕生した“G80”(ジーエイティ)は、ハードコートでプレーするプロテニスプレーヤー向けとして発売されたパフォーマンスモデル。オリジナルモデルに忠実に復刻された本モデルは、シュータン部分に付けられた“LACOSTE SPORT”のタグをはじめ、あらゆるディテールに至るまで再現され、使用するコートを示すタグも当時のままシューレースに付けられている。2色展開。16,500円+税

HERITAGE PACK
René OG, G80, V-Ultra
過去にリリースしたパフォーマンステニスシューズの中でも人気の高い3モデルを復刻させたヘリテージパック。オリジナルモデルに忠実に再現された各モデル(1960年代、1980年代、2000年代)を並べて見ていると、それぞれの時代の変遷がうかがえ、ラコステの歴史を感じられる。

René OG
OFF WHT / OFF WHT
“René”(ルネ)は、1963年にプロテニスプレイヤーにしてブランド創設者であるルネ・ラコステが最初に作ったテニスシューズ。ヘリンボーンのクラシカルなキャンバスアッパーに、柔軟性の高いバルカナイズドソールを採用。オーセンティックなシルエットはそのままに、各所に現代技術を踏襲しアップデートさせた一足。12,000円+税

G80
OFF WHT / WHT
先ほど紹介した1987年に誕生した“G80”(ジーエイティ)。ファッションスタイルを選ばず利便性が高いカラーリングのオールホワイトバージョン。1980年代を彷彿とさせるシルエットは、懐かしくも新鮮さを感じる一足。16,500円+税

V-Ultra
WHT / WHT
2000年に登場した“V-Ultra”(ヴイウルトラ)は、当時の最新テクノロジーを駆使したアウトソールにより、足のサポート力を高めることに成功したハイスペックモデル。シューレースホールのパーツがテニスラケットのグリップモチーフになっているのも特徴のひとつ。17,000円+税

INFORMATION
ラコステお客様センター
0120-37-0202  
www.lacoste.jp

 

Voice of sneaker select shop
Takuya Sugano(YAMAOTOKO FOOT GEAR)
About LACOSTE

スニーカーマーケットにおけるプレゼンスがまた急速に高まっていることを受け、全国のショップから注目される存在になっているラコステ。今のように人気になる前から、東京・上野でずっとラコステを販売し続けているショップがある。スニーカーショップの老舗、山男 フットギアの菅野拓也氏を取材した。

Takuya Sugano (YAMAOTOKO FOOT GEAR)
Interview
菅野 拓也 / 山男 フットギアバイヤー

–––かなり昔からラコステを取り扱っていると聞きましたが
約20年前から取り扱わせてもらっています。5大スポーツブランドの、ナイキ、アディダス、コンバース、ニューバランス、プーマ以外のブランドの認知がまだあまりなかった頃に、上野界隈では山男が初めてやらせてもらったんです。スニーカーショップでラコステのシューズを売るっていう感覚は、当時はまだスニーカーショップにはほとんどなかった時代だったと思いますね。販売をはじめた当初から東南アジアの方が多くいらっしゃるんです。なぜなら、ラコステに対するブランドのプライオリティが高くて、ラコステ=ハイブランドっていうイメージを持たれているからです。なので始めた頃からよく売らせて頂いているブランドになります。

–––では山男 フットギアにとってラコステとは、どんな存在なのでしょうか?
5大スポーツブランド以外での提案、発信が成功した先駆ブランドっていう位置付けですかね。コート系=ラコステという存在というか。フランスメーカーの特徴で木型自体にメリハリがあるため、はっきりしたメリハリがあるソールが多いんですけど、実はそれが綺麗目の大人カジュアルにはまりやすいんです。そういったファッションスタイルを好む方にお勧めしているブランドになります。

–––どんな方が山男 フットギアでラコステを購入していかれますか?
とにかく年齢層が幅広いです。10代の学生さんから60代のラコステしか履かないというリピーターの方も沢山いらっしゃいます。でも最近は若い女性も多くなっているんです。アパレルの評判が良く、とても人気があるので、お洒落なイメージ付けが成功しているのだと思います。ワニのロゴマークも人気があって、ワンポイントのロゴマークが入ったシューズなどをよく買って行かれます。

–––菅野さんが考えるラコステの魅力とは何でしょうか?
個人的には、中高校時代にずっとテニスをやっていたので、ラコステ=ローランギャロス(全仏オープン)なんです。ラコステは、全仏オープンを観ていてクレイコート(赤土)で映える憧れのブランドだったんです。値段が高かったので当時は買えなかったんですけど。テニスをやっていた人間からすると、ラコステは高いけど着てみたいという、いいイメージをみんな持っていましたね。なので5大スポーツブランドに引けを取らないテニスに特化したプレミアムなブランド、というのがラコステの魅力だと思います。

–––2020年春は、ティークリップをピックアップしたと聞きました。その理由を教えてください
最近、カジュアルダウンされたアーカイブが多かったのですが、2020年に、しっかりとしたテニスシューズを出してきたのが個人的にうれしくて…。ですから今回は、パフォーマンスよりのティークリップをメインに選ばせてもらいました。今年は競技としてのテニスに注目が集まると思いますし、ラコステはフランス代表のユニフォームも手掛けているということもあって、この機会にラコステのルーツをもっと知ってほしいという気持ちがあります。なので過去のテニスシューズの名品を復刻させたヘリテージパックも取り扱っています。あと、昨年に続いて今年も4月28日(火)から5月10日(日)までポップアップストアを開催します。

–––今後のラコステに期待することは?
アパレルとバッグが連動した企画をよくやられているんですけど、アパレルとシューズ、バッグとシューズの連動企画がまだまだ少ないんです。そういった企画をもっともっと展開してほしいですね。そうするともっとシューズのイメージも良くなるし、幅広い層に拡がっていくと思うので。

INFORMATION
YAMAOTOKO FOOTGEAR
東京都台東区上野4-8-15
03-3833-9009
https://www.yamaotoko.jp/

pagetop