Mizuno's first lifestyle shop,
MIZUNO SHOP SHINSAIBASHI
at OSAKA

ミズノ初のライフスタイルショップ、
ミズノショップ心斎橋の「今」と「未来」

About MIZUNO SHOP SHINSAIBASHI
Interview

Atsuyoshi Takigawa
(MIZUNO SHOP SHINSAIBASHI)

滝川敦良 / ミズノショップ心斎橋 店長

滝川敦良（たきがわ あつよし）
1993年、大阪市・生野区生まれ。中・高校時代は卓球に打ち込むも、幼少の頃から野球が好きで、愛用していた野球用具でミズノファンになる。ミズノで働きたくて専門学校ではスポーツビジネスを学び、卒業後、淀屋橋店からミズノでのキャリアをスタートさせる。難波、京都、梅田、茶屋町を経て、心斎橋では店長として着任。幼少から憧れたミズノで要職につくという、言わば夢への道しるべを着実に歩んできた。目下、「インバウンドへのグローバルな情報発信」と「“スポーツブランドのミズノ”という固定概念を壊す」という大胆な目標を掲げ、店舗運営に情熱を注いでいる。

About MIZUNO SHOP SHINSAIBASHI

–––ミズノショップ心斎橋のオープンから今までの状況を教えてください
オープンした11月10日は、ウエーブプロフェシーモックの再入荷と、イタリアを代表するスニーカーブティック、ワンブロックダウンとのコラボレーションモデル、ウエーブライダー10の発売日でもあったのでかなり盛り上がりました。特にオープン前からウエーブプロフェシーモックを目当てに、40組位の行列ができてしまったので整理券を出したほどです。売り上げはもちろん、来客の多さ、盛況ぶりが想像以上でした。

Mizuno Sportstyle
“WAVE PROPHECY MOC”

Mizuno×One Block Down
Flame Wave Collection
WAVE RIDER10 ONE BLOCK DOWN

–––現在、来店する方の特徴を教えてください
今はインバウンドの方が多いです。アジア系の韓国、香港、台湾、東南アジアの方が中心ですが、ミズノはヨーロッパでも人気があって、ヨーロッパの方も多く来店されます。京都のショップなども同じで、観光とセットで来店されるようです。ファッションスタイルはインバウンドの方らしく、ハイブランドの洋服にスニーカーの組み合わせが多く、尖ったモードファッションというよりもワンポイントが光るカジュアルなスタイルで、皆さんお洒落ですね。足元はオンやホカといったセレクトが目に付きます。やはりクッション性などの機能性も購入動機となるようで、年齢層は20代から60代くらいまで幅広く、親子や夫婦など、家族ぐるみの来店も多いです。

–––日本人の方は？
日本人となると元々のミズノのスニーカーファンや、ユーチューバーの髭ミルクさんともコラボさせていただいたので、そのファンの方にもご来店いただきました。心斎橋に出店したことで、このお店で初めてミズノとの接点を持ち、ご購入に繋がるという機会が増えたと思います。20代前半くらいの方々も「ミズノでこんなスニーカーあるんや」っていう感じで、スニーカーのラインナップを目新しく感じていただけるようです。男性の比率が高いですが、皆さん個性的なファッションで、履いているスニーカーブランドは多種多様ですね。

–––ミズノ直営店でも他店舗にはない、ミズノショップ心斎橋ならではの特徴を教えてください
やはりスニーカーに特化したスニーカーだけのフロアが最大の特徴ですね（1階）。ですが、2階にはミズノスポーツのルーツに焦点を当てて、ランニングシューズからサッカーのスパイク、アパレル、雪駄に至るまで幅広い品揃えになっています。

ミズノショップ心斎橋は、スニーカーの豊富なモデル数や在庫量を揃えているだけでなく、心斎橋店でしか手に入らない国内未発売の限定商品を販売しています。限定商品はこれからも随時展開していく予定です。

Mizuno Sportstyle WAVERIDER 10
MIZUNO SHOP SHINSAIBASHI
Limited Model
￥15,950

店内はコンクリートの壁面や床に道路の車線を取り入れ、他ミズノ直営店とは異なる、街、ストリート感を演出しています。なので心斎橋店で試着すると、サイズ感だけでなく、自分が街にいるリアルな風景をイメージしやすくなっています。また、ライフスタイルにアプローチするため、ミズノスポーツスタイルの象徴であるロゴを壁に大きく掲げています。これは他直営店にはない大きな特徴です。店頭には制作過程のサンプルシューズをディスプレイするなど、SDGsにも積極的に取り組んでいます。

–––現在の人気モデル、3モデルを教えてください
まず、ウエーブプロフェシーベータ2。このカラーは国内未発売のものでミズノ直営店にしかないモデルになります。プロフェシーシリーズはミズノスポーツスタイルのラインナップの中でも際立って人気の高いモデルで、ソールは革新的なデザインで、他スポーツメーカーでは類を見ません。なのでウエーブプロフェシーを初めて見る方は驚かれますね。

Mizuno Sportstyle
WAVE PROPHECY β2
￥27,500

さらに足入れすると、その反発性にも驚かれます。ウエーブプロフェシーは、ソールにミッドホールがなく空洞なので、履いてもヘタりにくく長期的に履けるのも魅力のひとつです。そして、このベータ2に関しては、現行のパフォーマンスランニングシューズと全く同じ最新のソールを搭載していて、アッパー部分だけスニーカー独自の仕様にしています。これまでのベータはブーティー型でしたが、ベータ2はベロがある作りになっているので、今まで以上に履きやすく、よりスニーカーっぽく仕上がっています。

Mizuno Sportstyle
WAVERIDER 10
￥15,950

2つ目は、同じく国内未発売で直営店のみで販売しているカラーのウエーブライダー10。このモデルも現行のパフォーマンスランニングシューズ、ライダーシリーズの10代目をスニーカーとして開発したモデルになります（現在27代目が販売中）。今、心斎橋店で一番売れているモデルです。ランニングスタイルなのでクッション性と安定感があり、軽い履き心地で、長時間履いても疲れにくいのが特徴です。また、コーディネートの外し役としてのファッション性も持ち合わせていて、シルバーメタリック系のモデルは韓国の方や日本人の若い世代に支持されているようです。シルバーメタリック系以外にもグレーなどシックなカラーリングもあって、服に合わせやすいというファッション性にも評価をいただき、40代くらい方が購入されることが多いですね。

Mizuno Sportstyle
RB87
￥13,200

最後にミズノスポーツスタイルのニューモデル、RB87です。過去にリリースされたGV87の後継モデルという位置付けになりますが、1980年代後半のスニーカーデザインをベースにしながら、ミズノの最新テクノロジーを搭載しています。アッパーデザインは当時のクラシックな感じで、ソールはあえて厚みを持たせ、懐かしいレトロな雰囲気に仕上げているので古着のコーディネートなどにも合いそうです。価格帯もミズノのラインナップの中ではリーズナブルなので、若い方やミズノ初心者の方などが手に取りやすいのではないでしょうか。

About Mizuno Sportstyle

–––滝川さんが思う、他ブランドよりミズノスポーツスタイルが優れている所は？
ミズノは1906年の設立という、その長い歴史で培ったスポーツシューズのテクノロジーやノウハウを、タウンユースのスニーカーにも落とし込んでいる所です。ミズノの機能性の高さは揺るぎなく、それがミズノスポーツスタイルの特徴であり、一番の強みではないでしょうか。その意味でプロフェシーベータ2は、最新技術を搭載したソールと、スニーカーのアッパーを掛け合わせたハイブリッドモデルで、まさにミズノスポーツスタイルを象徴するモデルだと思います。

Mizuno Sportstyle
WAVE PROPHECY β2

–––ミズノスポーツスタイルを購入される方の傾向を教えてください
日本人の方は、元々のミズノファンの方もいますし、他の人と被りたくないというこだわりのある方もいらっしゃいます。また最近ではコラボレーションモデルをきっかけにミズノスポーツスタイルに興味を持っていただける方が増えました。一度購入されるとリピートされる方が多く、やはり一度履くとその履き心地や機能性に惹かれてリピーターになっていただけていると思っています。しかし、まだミズノといえばスポーツのイメージが強く、今後はその固定概念、イメージをいい意味で変えていければと思っています。一方、インバウンドの方はミズノのことを元々よくご存知で、日本でしか売っていないことを調べていたり、自分の国で売っていたとしても価格が高かったりするので、日本で購入することを目的に来店する方が多いです。ただ心斎橋店では、ミズノの存在を知らずにふらっと立ち寄って、手に取ったスニーカーを気に入って購入されるケースが多くなりました。この場所に出店したことは、単に販売だけでなく、グローバルに発信できているのかなと感じています。知らない方へのタッチングポイントが増えたと言いますか。実際、初めて試着する方は、初めて体験する機能性にとても魅力を感じていただけるようで、皆さん良いリアクションなんです。海外の方には、ウエーブプロフェシーが特に人気が高く、機能性を重視するのは万国共通ですね。

–––まだ履いたことがないという方にお勧めのファーストモデルを教えてください
個人的にはウエーブライダー10ですね。見た目のデザインはもちろんですが、履きやすく、履き心地もすごく良いので。ウエーブプロフェシーもそうですが、ウエーブライダー10にはプレートが入っていまして、それによって生まれるクッション性と安定性を感じていただき、これがミズノの機能性だという感覚を体感してもらいたいです。

Mizuno Sportstyle
WAVE RIDER 10

–––今後、ミズノスポーツスタイルをどんな方に履いて欲しいですか？
社会人になって、スポーツ離れが多くなると聞く20代、30代の方に、ライフスタイルにおけるスニーカーとしてミズノを愛用していただきたいという思いが強いです。ミズノスポーツスタイルには様々な用途に応じて豊富なラインナップがあるので、ぜひ一度ご来店いただければお気に入りの一足が見つかると思います。

About My Best Mizuno Sportstyle

–––滝川さんの「マイベスト・ミズノスポーツスタイル」を3足教えてください
ベスト3は、ウエーブライダー10です。先ほども言いましたが、自分が実際に長い時間履いてみて、その履きやすさと履き心地の良さを実感しています。ベスト2は、ML87です。これはもう見た目で決めた一足で、自分はすでに履き潰してしまいました（写真はサンプル）。ただ、ビビットなカラーリングとデザインだけではなく、軽い履き心地と安定性も高いんです。シンプルなコーディネートでは足元をML87にすることでカラーアクセントをプラスできますし。そして、ベスト1はウエーブプロフェシーモックになります。モカシンというアメリカ先住民族のルーツを取り入れ、最新のプロフェシーソールを搭載するという、まさにミズノスポーツスタイルならでは一足です。ウエーブプロフェシーモックは、ファッション性と機能性を兼ね備えたハイブリッドスニーカーであり、また革靴でもある唯一無二の一足ですね。
※ウエーブプロフェシーモックは、発売後にすべてソールドアウトし、現在は購入することができない。また、ウエーブライダー10（ブラック）とML87も現在販売はされていない。

My Best 3
Mizuno Sportstyle
WAVE RIDER 10
by Atsuyoshi Takigawa (MIZUNO SHOP SHINSAIBASHI)

My Best 2
Mizuno Sportstyle
ML87
by Atsuyoshi Takigawa (MIZUNO SHOP SHINSAIBASHI)

My Best 1
Mizuno Sportstyle
WAVE PROPHECY MOC
by Atsuyoshi Takigawa (MIZUNO SHOP SHINSAIBASHI)

P.S.
本誌読者に朗報。昨年3月30日に本誌春夏号とウェブスペシャルで特集し、発売後すぐにソールドアウトした、ミズノスポーツスタイルとノンネイティブとの共作モデルのヴィンテージカーキカラーが再び販売されることが決定した。本モデルは、ウエーブムジン TLをベースモデルにノンネイティブの藤井隆行氏がアッパーのデザイン、シルエットに大幅な変更を加えて、企画から発売まで約4年の期間を費やして完成した超力作。機能面でも防水透湿性を備えながらも伸縮性に富んだアッパーに、ゴアテックスファブリクスを搭載したミッドカットのブーツシルエットが最大の特徴。2024年1月27日（土）から、ミズノショップ心斎橋でも発売が予定されている。
※生産状況等により変更になる場合もあります

via
SHOES MASTER Web SPECIAL
Evolving WAVE MUJIN TL
Mizuno Sportstyle × nonnative
“WAVE MUJIN TL MID GTX nonnative”
（2023年3月30日公開）

Mizuno Sportstyle × nonnative
“WAVE MUJIN TL MID GTX nonnative”
￥31,900

SHOES MASTER Web SPECIAL
Evolving WAVE MUJIN TL
Mizuno Sportstyle × nonnative
“WAVE MUJIN TL MID GTX nonnative”
http://www.shoesmaster.jp/special/evolving-wave-mujin-tl