Photo : Soma Doi (STUH)
Interviewer & Edit & Text : Shin Kawase

PUMA 75th Anniversary
PUMA Clyde 50th Anniversary
Special Product & Interview

スペシャルなアニバーサリーモデルが続々登場

ブランド創立75周年とクライド誕生50周年を迎えたプーマから、スペシャルコラボレーションモデルが編集部に届いた。ひとつは、セクシーロボットシリーズで世界的に知られ、日本が世界に誇るアーティスト、空山 基氏との共作。もうひとつは、ハリウッドランチマーケットが手掛けるブルーブルージャパン。コラボレーションした両者と、来日したプーマのコラボレーション責任者、サム・チャン氏を取材した。

このエントリーをはてなブックマークに追加

PUMA 75th Anniversary
PUMA Clyde 50th Anniversary
PUMA × SORAYAMA

PUMA × SORAYAMA
Clyde Sorayama & Slipstream Mid Sorayama

PUMA × SORAYAMA
Clyde MIJ Sorayama

About PUMA × SORAYAMA
Hajime Sorayama
Interview

空山 基 / アーティスト

–––空山さんが考える「プーマの魅力」とは何でしょうか?
ブラックパワー・サリュートって知ってるでしょ? 1968年のメキシコオリンピックで、200mで優勝したトミー・スミスと銅メダルだったジョン・カーロスが、表彰台でシューズを脱いで拳を突き上げて黒人差別に抵抗するポーズをしたやつ。あれはプーマのシューズを履いていた選手だったんだよ。その当時、プーマの新しいスパイクで好記録が連発していて、でもオリンピックはそのシューズの使用をまともな説明もなく禁止したらしい。プーマも黒人選手もそういうずる賢くて、汚い連中と一緒に戦ったってことだね。昔の話だけど、古い人間にはそういう話が刺さるんだよ。

–––空山さんの「マイ フェイバリット プーマ」を教えてください
その時に禁止されたサクラメント・ブラッシュスパイクっていうトラックスパイクだね。このシューズで出した世界記録は全部取り消しされたらしい。スパイクが危険だって理由で禁止にされたらしいけど、成績には関係ないだろって。「魔女狩り」だよね。

–––プーマとコラボレーションを終えて、今の感想を教えてください
なかなかむずかしい部分もあって、時間がかかったけど、最終的にはいいものができたと思います。どんな作品、アイテムであれ他の人とクリエイティブな目線を合わせるのは簡単じゃないんです。

–––コラボレーションモデルの特徴を教えてください
私なりのプーマをロボットで描いたので、それがメインです。基本的なデザインはプーマのチームが担当しました。

–––完成したプロダクトについて感想を教えてください
もうちょっとスポーツにこだわりたかったけど、これはこれでとても満足しています。

–––コラボレーションモデルをどんな人に履いて欲しいですか?
すべての人ですね。あと強いて言うなら喧嘩に行く時は必ずこのシューズを履いて拳を挙げていってください(笑)。

–––最後に読者、スニーカーファンにメッセージをお願いします
いざという時の勝負スニーカーにして欲しい。老若男女問わず、だれもが正々堂々と履けるスニーカーだと思うよ。

 

About PUMA × SORAYAMA
Sam Zhang (PUMA)
Interview

サム・チャン / プーマ コラボレーション責任者

–––なぜ空山さんとコラボレーションすることになったのでしょうか?
ずっと昔から空山さんのアートが好きだったんです。オリジナリティがあって絵のインパクトが大きいし、グローバルレベルでファンがいて有名なのも頷けます。だから特別なプーマ75周年のパートナーにふさわしいと考え、オファーしました。結果、彼自身のアイデアでプーマキャットを作ることにもなったし、作品としてもとても高いレベルに仕上がりました。

付属している空山 基氏が描いたプーマロボットのシューズボックスとコットンのシューズ袋

–––今回の目的を教えてください
プーマ75周年を機に、空山さんを通じて改めて世界の人に知ってもらう機会になると考えました。

–––各モデルの特徴を教えてください
クライド ソラヤマは、クライド50周年を記念した空山さんのシグネチャーモデル。アートワークに通じる看板になるモデルです。特徴としてはアッパーのサイド部分が太陽の下、紫外線にあたるとシルバーからゴールドに変わります。1足で2度楽しめるまさにスペシャルなクライドに仕上がっています。

Clyde Sorayama
¥27,500(10月16日発売)

クライド ソラヤマのアッパーサイド部分は、紫外線に当たるとすぐにシルバーからゴールドに変化する。
紫外線が当たらなくなると、またすぐにシルバーに変化する。

スリップストリーム ミッド ソラヤマは、空山さん本人が気に入ってこれがやりたいと選んだモデルです。日本製のクライド MIJ ソラヤマは、日本から世界に発信している空山さんなので「日本」にこだわって作った一足です。

Slipstream Mid Sorayama
¥33,000(10月16日発売)

Clyde MIJ Sorayama
¥40,700(10月16日発売)

–––どこで購入できるのですか?
MIJ ソラヤマに関してはグローバルな展開なので、世界中のプーマ直営店で買うことができます。あとの2足はアジアのプーマ直営店限定で超少量の販売になるため、日本のスニーカーショップでの取り扱いはありません。ですので、これを機にプーマの直営店にぜひ足を運んでください。

 

PUMA 75th Anniversary
PUMA Clyde 50th Anniversary
PUMA Clyde MIJ 75

Clyde MIJ 75
¥27,500

ブランド創立75周年とクライド誕生50周年を祝し、MIJ(MADE IN JAPAN)シリーズからもスペシャル仕様のモデルが完成した。テーマは、横須賀発のスーベニアジャケットとして70年以上の歴史を持つスカジャン。アッパーには、側面のフォームストリップ、ヒール外側の75周年を記念するナンバリング、ヒール内側のJapanの文字、すべてピクセル刺繍であしらわれている。なおシューズだけでなくSKAコレクションとしてアパレルも展開されている。

About PUMA Clyde
クライドのベースは、1968年のメキシコ五輪の男子200mでゴールドメダリストとなったトミー・スミスが着用していたスエード製のトレーニングシューズ。そのシューズをベースに、伝説的なバスケットボールプレーヤーであり、1996年にはNBA50周年を記念した「50人の偉大な選手」にも選ばれているウォルト“クライド”フレイジャーのリクエストを反映し、ワイズを広げたバスケットボール用の新型ソールを搭載したプーマ バスケットが誕生。ウォルト“クライド”フレイジャーは1970-1972年にクライドの前身となる白/黒のプーマ バスケットを着用。そして、翌年の1973年、「クライド」という名前のスニーカーが誕生した。

INFORMATION
プーマ お客様サービス
0120-125-150
jp.puma.com

pagetop